鉄道関係の仕事の勤務時間や休日とよかった事や困ったことは?

一般のサラリーマンでしたら、朝の9時ぐらいから仕事をして、昼食時間が約1時間あり、昼から仕事をして18時ぐらいに終わる感じになると思います。

もちろん、残業もあるでしょうから18時に終業ができない企業もたくさんあると思います。

しかし、鉄道の営業時間は、朝は5時ぐらいから始発になり夜は0時半ぐらいに最終列車が到着する感じです。

勤務時間や休日などそして、よかった事、困った事などを述べていきます。

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鉄道関係の仕事の勤務時間や休日は?

鉄道会社によって勤務時間や休みの日が
違ってきますので、私が勤めた1社だけの
私鉄の勤務時間を述べていきます。

私が入社した時は、
3週間で5日休みの勤務形態でした。

その当時では、一般のサラリーマンが
週休二日制になっている企業もあれば、
まだ、日曜日だけが休日の企業もあり、
しっかりと週休二日制が確立されていませんでした。

仕事の時間は、24時間交代勤務で、
朝9時から翌日の朝9時までの勤務で、
最終が出てから、終業点検をして
約4時間の仮眠をとって、
始発前に起きて準備をする感じでした。

翌日の朝9時に交代する人に引継ぎをして、
仕事が終わり、非番と言われる日になり、
交代すると仕事が終わりで、
睡眠不足を解消するために帰って寝たり、
遊びに行ったりと自由に過ごすことができます。

そして、翌日の朝9時までに出勤して
仕事をしていた人と交代して再び、
次の日の朝9時まで仕事をする感じでした。

仕事の日は「出番」と言われる日で、
翌日の交代する日を「非番」と言われる日になり、
休みの日は「休日」となります。

基本的には、3週間(21日)で
1サイクルになります。そうなりますと。

出番(1日)→非番(2日)→出番(3日)→非番(4日)→
出番(5日)→非番(6日)→休日(7日)→休日(8日)→
出番(9日)→非番(10日)→出番(11日)→
非番(12日)→出番(13日)→非番(14日)→
休日(15日)→休日(16日)→出番(17日)→
非番(18日)→出番(19日)→非番(20日)→休日(21日)・・・

という感じで、土曜日や日曜日、祝日は
関係なく平日が休みだったり、
お正月に仕事という日も出てきます。

現在においては、
仮眠時間も約4時間から6時間になりました。

仮眠時間が伸びても電車は動いて営業していますので、
早寝と遅寝に分かれて、
早寝は、夜の23時ぐらいになりますと仮眠時間に入り、
遅寝の人が最終まで仕事をして
最終列車が出た後に仮眠時間となります。

そして、早寝の人が始発前に起きて準備をして、
遅寝の人は朝の6時ぐらいに
起床して仕事をする感じになります。

休日も週休二日制に変わり、休みが増えた分、
勤務形態が変更になり、
2週間(14日)で1サイクルになりました。

そうしますと、出番(1日)→非番(2日)→出番(3日)→
非番(4日)→出番(5日)→非番(6日)→休日(7日)→
休日(8日)→出番(9日)→非番(10日)→出番(11日)→
非番(12日)→休日(13日)→休日(14日)・・・

という感じで、やはり土曜日や日曜日、祝日は
関係なく平日が休みだったり、
お正月に仕事という日も出てきます。

鉄道関係の仕事でよかった事は?


入社して、現場で仕事をして約1か月ぐらいは、
体が慣れていないこともあり、
非番の日は眠くて帰って寝不足分を昼間に寝ていました。

しかし、体が慣れてきますと、非番でも遊びに行ったり、
趣味のゴルフに行ったりと自由な時間が多かったです。

また、非番があり翌日とその次の日が休みになりますので、
朝の9時に仕事が終わってから、
ほとんど3日ぐらい休みになる感じでしたので、
旅行にも行けましたし、
私の場合は、平日が休みだったこともあり、
安く旅館に泊まることもできました。

しかも、年次有給休暇(年休)がありますので、
例えば、休日の次の日(本来は出番)に年休をとって、
出番と非番の2日分を年休として使いますと、
休日の前の日の非番を入れますと
合計で5連休になる感じです。

これは、実際に休みが多くなる感じでしたし、
5日も休みがあれば、海外旅行も行けるような感じでした。

しかも、年次有給休暇ですので、
休みをとっても有給になり毎月の給料に
影響が出なかったのがうれしいです。

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こんなに休みをもらってもいいのかな?と
思えるほど年休を使いますと休めるところがすごく魅力的でした。

それが理由で鉄道会社に入社したわけではないのですが、
入社して初めてわかったことでしたので、
私自身、ビックリと同時に衝撃的でした。

鉄道関係の仕事で困った事は?


鉄道会社に入ると休みが多くなるのは
良いことでしたが、その逆もあるわけです。

基本的な勤務形態は変わらなくても、
交代で出勤する人が年休をとったり
急に風邪などをひいて休まれますと、
交代する人がいなくなります。

そうしますと、誰かが休んだ人の代わりに
仕事をしなくてはなりません。

例えば、Aさんは改札の仕事、Bさんは窓口の仕事、
Cさんはホームで案内する係など分かれていて、
Cさんが休んでしまいますと、
ホームで案内する係がいなくなります。

Cさんが担当予定の案内する係がいないのですから
代わりに仕事をしてくれる人を探さなくてはなりません。

そうなりますと、非番で朝の9時に終わる人が「続勤」という形で、
夕方の18時までCさんの代わりにホームで案内する仕事をします。

そして、18時になりますと、
その日のサイクルが非番で翌日が休日の人が出勤してきて、
続勤をした人と交代をして、
翌日の朝9時まで仕事をすることになります。

はっきり言って余剰人員がいませんので、
その駅にいる人で休んだ人の分をカバーする感じで
仕事しなくてはならなくなります。

もちろん、続勤した人や18時から仕事に出てきた人には、
時間外の手当てが給料に反映してきますので、給料は増えます。

しかし、朝の9時に出番として仕事をして、
翌日の非番に続勤をしますと、
合計で33時間も仕事をしていることになります。
(仮眠時間を含みます。)

しかも、続勤した人は、交代をして仕事が終わった18時に
職場を出て家に帰って、夕食を食べて、寝ますと
翌日には、朝9時から出番として仕事になりますので、
仕事ばかりしている気分になります。

また、若い20代や30代でしたら、
少々、無理をしても平気でしたが、40代や50代に
なってきますと続勤は結構、体力的にきつい仕事です。

およそですが、年休をとる人は
2週間から1か月ぐらい前には、
何日に年休が欲しいと上司に申告して、
その日に続勤や夜から出てこれる人を探して、
上司から前もって言ってきますので、
体力的にはしんどいですが、気持ち的に準備が出来ています。

しかし、仕事をする当日の朝になり、
風邪をひいて休むなどの連絡をしてきますと、
上司は休んだ人がする仕事を代わりにする人を探すために、
もうすぐ仕事が終わる非番の日に、
いきなり言ってくる時があります。

断ることもできますが、他にいない場合は
私が休んだ人の代わりに
18時まで続勤をすることになります。

また、非番の日の翌日が休みでしたら、
上司から「風邪で休んだ人がいるから
今日の18時から仕事をして欲しい」と言われます。

これも、断ることができますが、
他に翌日が休みの人がいない場合には
私しかいない状態になり仕事になります。

現在においても、このような続勤や
18時から出勤の形態は変わっていませんし、
駅員を減らしていっていますので、
続勤や18時からの出勤も月に3~4回ぐらいあるのが
普通で、多い月でしたら6回ぐらいありました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

労働基準法に違反していないのかと思えるような
内容かもしれませんが、
年間で360時間以上の残業(続勤)は
禁じられていますので、その範囲内で仕事をしています。

そして、夜の18時から出勤の人は、
残業にならず休日出勤の扱いになりますので、
年間360時間以上の残業に該当しません。

休日として、月に4日以上あれば規則違反に
ならなかったみたいで、月に最低でも4日休みがあればよいと
考えられているのも現状です。

また、慢性的に人員不足となっていましたので、
新入社員が入ってきても人員が満たされるようなことは
あまりなかった感じです。

鉄道関係の仕事は、今後も機会があれば述べていきたいと
思っていますのでよろしくお願い致します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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