食中毒になった場合の応急処置方法や飲み物と食べ物は?

食中毒は、食べ物や飲み物によってなる場合が多いですが、いつなるかもわかりません。

特に、梅雨や夏になると多くなってくる食中毒は、細菌やウィルスによってなる確率が高いと考えられています。

もしも、食中毒になってしまった場合の応急処置方法や飲んでよいものや食べてよいものなどがあります。

また、その逆もあり、飲まない方がよいものや食べないほうがよいものもありますので、対処方法として覚えておくと便利です。

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食中毒になった場合の応急処置方法は?


食中毒になった場合には、
下痢や嘔吐(おうと)になることが多いです。

下痢の場合には、トイレに行って
出来るだけ出したほうが食中毒の原因になる
細菌やウィルスを体外に出すことに
なりますのでよいと言えます。

そして、何度もトイレに
行かなくてはならないことになりますが、
毒素を体外に出すように体が反応していますので、
体力が失われがちですが
トイレに行ったほうがよいでしょう。

嘔吐の場合も同じように、
毒素を体外に出すように体が反応していますので、
出しきるほうがよいです。

しかし、嘔吐することによって気分が
悪くなったり、嘔吐するのが苦手な人もいます。

その場合は、食後すぐに
気分が悪くなり吐きそうになった時に
吐けずにいた場合は、スプーンなどで
喉を刺激させて吐くこともある程度、
有効な方法になります。

しかし、食後、時間がたってから吐き気が
出てきた時に吐けずにいた場合は、
無理に吐くような行動はしないようにして
安静にしているのがよいでしょう。

また、安静にしていても、
いつ嘔吐したくなるかわかりませんので、
近くにビニール袋かバケツとタオルなどを
用意しておくと便利です。

そして、嘔吐したときに吐いたものが
気管支につまって呼吸困難になる場合がありますので、
安静にしているときに嘔吐しそうになった場合には
横向きになったほうがよいでしょう。

応急処置的な食べ物として、
梅干しだけを食べてもよいでしょう。
梅干しは殺菌効果が高い食べ物になります。

梅干しを1粒食べて、約30分後に1粒食べて、
1時間後、2時間後という感じで
食べると効果が期待できます。

りんごに含まれるリンゴ酸も
殺菌効果が期待できますので、
すりおろしたりして食べると効果が期待できます。

市販薬に対しては、下痢を止めたい思いから
下痢止めを飲むことを考えますが、
体内にある害のある細菌やウィルスを
出すことができずに症状が長引いてしまいますので、
下痢止めはやめたほうがよいでしょう。

嘔吐や下痢をしている時は、
体力がなくなっていきますので、
出来るだけ暖かくして安静に
過ごすようにしてください。

また、症状が何日も改善しない場合や
血便や意識障害、呼吸困難など症状が
悪化した場合には、
すぐに病院へ行くことをおすすめします。

食中毒になった場合の飲み物は?


食中毒の時には、下痢や嘔吐によって
脱水症状になっている可能性が高いですので、
水分補給をしたほうがよいでしょう。

よく言われていますのが、
スポーツドリンクやポカリスエットなどを
飲んだ方が脱水症状の時によいと言われています。

確かに、スポーツドリンクやポカリスエットなどは、
食塩が入っていますので、
腸で吸収されやすい飲み物ですのでよいと言えます。

しかし、食塩だけでなく
多くの糖分が入っていますので飲みやすいですが、
飲みすぎますと下痢を悪化させる可能性があります。

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ポカリスエットだけをみますと、500mlで
糖質量が約31.0gぐらい入っています。

ステックシュガーで約3gになりますので、
10本分相当の糖質が入っていることになります。

糖分の摂り過ぎになってしまいますので、
味はおちますが、2倍か3倍に
薄めて飲むことをおすすめします。

また、他にも糖質が控えめな飲み物として、
500mlあたりで換算しますと、
アサヒのスーパーH2O(糖質量:約14.5g)、
カルピスオアシス(糖質量:約2.5g)、
アクエリアスゼロ(糖質量:約3.5g)などがあります。

最近では、経口補水液でOS-1という
商品があります。塩分が多めで甘みは
あまりありませんので、
少し飲みにくい感じがしますが、
飲む点滴と言われるぐらいに吸収率がよい
飲み物ですので、おすすめです。

また、飲むときには、
常温に戻してから、少しずつ飲むようにしたほうが
胃や腸に負担をかけずにすみます。

単純に塩分だけで水分の吸収を
よくするのでしたら、500mlの水に
塩を約4g入れて飲むとよいでしょう。

では、逆に飲むとよくないものをいいますと。

胃を刺激するものや腸に負担をかける飲み物が
よくない飲み物になります。

例えば、牛乳、お茶、コーヒー、
アルコール、コーラなどの炭酸飲料です。

牛乳は、腸内で発酵しますので、
腸に負担をかけてしまいます。

お茶やコーヒーにはカフェインが含まれていて、
胃酸を出す働きがありますので、
胃が刺激されてしまいます。

コーラなどの炭酸飲料も胃に
刺激を与える飲み物になります。

特に冷たい飲み物は、胃や腸に刺激や負担を
かけることになり症状が改善するどころか
悪化させる場合がありますので、
控えるようにしてください。

食中毒になった場合の食べ物は?


食中毒になった人でしたら、
わかると思いますが、飲むのが精一杯で、
食べることができない状態にあるでしょう。

それでしたら、無理に食べなくても
脱水症状をおさえるためにも水分だけは
しっかりと摂るようにしたほうがよいです。

体調が少しよくなってきて、
食欲が出てきましたら
食べるようにしていけばよいでしょう。

その時に、食べるものは、
胃や腸の負担が出来るだけ
少なくするものがよいです。

例えば、
おかゆや柔らかく煮込んだうどんなどが
よいでしょう。

お味噌汁や暖かいスープなどもおすすめです。
お味噌汁やスープの水分には栄養がありますので、
固形物をさけて飲むようにしていくとよいでしょう。

胃や腸に負担をかけない食べ物で
消化がよいものを選んで食べるようにしてくださいね。

逆に食べるとよくないものとして。

アイスなどの冷たい物、パン、ラーメン、
肉類、魚類、油もの、刺激が強いもの、
繊維質が多い物などを食べますと
胃や腸に負担をかけるだけでなく、
消化がよくありませんのでおすすめできません。

よくなってきて、もう大丈夫と思って、
冷たいものや油ものなど消化が
よくないものを食べますと、
消化不良になり再び下痢になる可能性が
ありますので注意してください。

特に、アルコールや刺激が強いものは、
胃の粘膜を刺激させますし、
胃液が多く分泌されて、
胃の負担が多くなりますので、
もう少し我慢をしてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

食中毒になりますと、
嘔吐や下痢で苦しい状態になりますし、
体力もうばわれてしまいますので、
安静にしておくのが大事です。

また、脱水症状になりますので、
小まめに水分補給をするようにしてくださいね。

そして、応急処置の方法を知っているだけでも
苦しい状態の人が少しは体調が
よくなる場合もありますので、
知っておいて損はないでしょう。

出来ればなりたくない食中毒ですが、
なったときの参考になりましたら幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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