夏型肺炎の予防方法と症状や悪化した場合の有効な方法と治療方法は?

夏型肺炎の原因は、カビの一種でトリコスポロンが原因という事は、前回に書いた内容でわかったと思います。

また、トリコスポロンの胞子の大きさは3~10ミクロンぐらいでとても小さいので、吸い込んでしまいますと肺の中まで入り込んでしまします。

では、夏型肺炎を引き起こすトリコスポロンの繁殖を防ぐ方法や予防するにはどうしたらよいのでしょうか?

また、夏型肺炎の症状や治療方法なども合わせて述べていきますので、参考になればありがたいです。

スポンサードリンク

夏型肺炎の予防方法は?


夏型肺炎の原因がカビの一種で
トリコスポロンだとわかっているのですから、
カビが繁殖しないようにする必要があります。

しかし、梅雨の時期には湿度が高くて、
気温も高い状態になり、
どうしてもカビが発生しやすい環境になっています。

特に、台所やトイレ、洗面所、風呂場など
水を多く使うところや畳の下やジュータンの下などは
高温で湿度も高くて風通しが悪い場所になってきて、
カビが好む場所になります。

まずは、日ごろから小まめに掃除を
することが大事だと言えます。

水を多く使うような場所では、
水分がたまらないように小まめにふき取るようにして、
その後、消毒用アルコールなどで拭き掃除を
するだけでもカビが発生しにくくなります。

畳などは、天気の良い日に、天日干しをしてから、
消毒用アルコールなどで
拭き掃除をするようにしてください。

また畳の下は、畳を天日干ししている間に
ホコリをとって、消毒用のアルコールで
隅々まで拭き掃除をしますと
カビの発生が少しはましになります。

ジュータンなども天日干しするだけでも
カビの発生が少しはましになりますし、
少し難しい状態でしたら、
スプレータイプの消毒用アルコールで
ジュータンに直接かけて
乾燥させるだけでも少しましになります。

忘れてはいけないのが、エアコンです。

エアコンの内部もカビが繁殖しやすい場所に
なりますので、出来れば1週間に1度ぐらい掃除を
するようにして、掃除が終わった後は、
送風で運転してエアコンの内部を
乾燥させるようにしてください。

カビを発生させないようにするには、
各部屋などの風通しをよくして水回りにある水滴などを
しっかりとふき取ることが大事だと言えます。

ちなみに、トリコスポロンだけでなく、
カビ自体が身体に悪い影響を与える可能性がありますので、
カビが繁殖していましたら
すぐに取り除いて消毒するのがよいでしょう。

夏型肺炎の症状や悪化すると?


夏型肺炎は、肺炎という名前の通り、
肺にカビの胞子が入ることによって
体調を崩す病気になります。

また、肺炎の症状では、
高熱と咳が出るような症状になりますし、
ぜんそくなどの持病をもっている人でしたら特に危険です。

そして、夏型肺炎の症状では、
発熱や咳、たん、喉の痛み、息切れ、頭痛、
身体のだるさなどが起こり、
そして夏の終わりぐらいになり、
38度以上の熱を出す人もいます。

スポンサードリンク

発熱や咳、喉の痛みなどは風邪の症状に
よく似ていますので、病院に行っても
風邪と診断されやすい傾向にあります。

しかも、夏にだけそのような症状になり、
冬になりますと回復してきたり、
夏場でも仕事先や外出先では
症状が出ない場合が多いです。

外出先などで症状があまり出ないと思い、
そのまま放置していますと、
毎年、夏型肺炎になっていき、慢性化してきます。

そうしますと、原因であるカビをなくしても
症状だけが持続していくこともあります。

しかも、慢性的な夏型肺炎が重症化してきますと、
呼吸不全などの呼吸器系の機能障害がおこり、
最悪の場合には亡くなってしまうこともあります。

夏型肺炎で有効な方法と治療方法は?


夏型肺炎は、カビであるトリコスポロンから
出る胞子が原因ですので、
その場から離れることがよい方法になります。

しかし、家の中で発生している場合には、
いつまでも外出していることも難しいと思います。

まずは、先ほど述べたように掃除を
しっかりとおこなってカビを発生させないように
するだけでも軽減する場合があります。

極端な例で言いますと、
水回りでキッチンや洗面所、トイレ、風呂場などを
リフォームするか、引っ越しをして
清潔な新しい家に住むことも考えられます。

さすがに、リフォームや引っ越しになりますと
費用も莫大になりますし、住み慣れた家から
引っ越しするのも難しいと思います。

そうしますと、まずは呼吸器科の病院に行って
検査を受けることをおすすめします。

検査では、胸部のレントゲン撮影または
胸部のCT検査や血液検査などが行われます。

検査の結果で、夏型肺炎と診断された場合には、
ステロイド薬などの抗生物質を服用する治療が行われます。

薬の服用期間は、軽い症状の場合には、
1週間ぐらい服用して様子をみる感じです。

また、重症の場合には、
2週間~1か月ぐらい服用して様子をみて、
それでも症状がよくならない場合には、
入院して治療が行われます。

ステロイド薬と聞くと、副作用などが心配されますが、
軽い症状の場合は、短い期間の服用になりますので、
大きな副作用はほとんど出ないようです。

しかし、慢性的な状態になってきますと、
継続して服用する必要があり、
長期的な治療や入院が必要になってきます。

そして、投薬だけの治療にも限界があり、
住居内にトリコスポロンの胞子が
飛んでいる状態では、完治が難しいです。

トリコスポロンをなくす方法が一番よい方法と
言えますので、住居などを常に清潔にしておく必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

夏型肺炎の原因は、
カビによるアレルギーになりますので、
住んでいる環境を改善することが重要と言えます。

また、掃除などをする場合には、
マスクをしてカビの胞子やホコリを
吸い込まないようにしてください。

そして、小まめに掃除などをして清潔に保っていますと、
カビが発生してもすぐに除去すれば
問題がなくなりますので、
面倒でも健康のためにしてくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

関連記事です。

スポンサードリンク

コメントを残す