
エアコンは、各家庭に1台はあると言われていますし、その家庭によっては各部屋に設置している場合もあります。
そうなってきますと、梅雨の時期や暑い夏になりますと、エアコンをよく使用していきますので、電気代が気になるところですね。
暑い夏の時期には、エアコンの冷房を使っていると思いますが、梅雨の時期ですと湿度を下げたいと思い、除湿を使うようになってきます。
気になる冷房の電気料金や除湿機能においては2種類がありましたので、良いところや悪いところなどを述べていきます。
エアコンの機能で冷房の電気料金は?
私は昨年まで約15年使っていたエアコンですが、2ヶ月ぐらい前に壊れてしまい、寒いので仕方なく新しいエアコンを買い替えたばかりです。
エアコンを購入時に目安としたのが、能力でKWの数値が低くて値段が安くてメーカーにこだわらずに、どれだけの機能が備わっているかをみました。
6畳の部屋ですので、あまり大きなエアコンは考えていませんでしたし、とりあえず、暖房と冷房が使えたらよくて消費電力が安く済むものを選びました。
エアコンの説明書の最後ページに書かれている「仕様」という部分をみますと。
冷房の能力が2.2KW(キロワット)で消費電力が440W(ワット:120W~980W)になっていました。
暖房の能力が2.5KWで消費電力が470W(120W~1,500W)になっていました。
冷房の方が少し消費電力が少ない仕様になっています。
ここで、気にして欲しい部分は、冷房の消費電力が440Wでカッコ内に120W~980Wのところです。
ほとんどの家電メーカーでは、1時間の電気使用料が1Wで0.027円で計算されています。
単純に計算しますと、1時間あたり440W×0.027円=11.88円になります。
しかし、カッコの部分で数値に幅があるのが気になります。
これは、初めにエアコンのスイッチを入れた時に、室内の温度がエアコンの設定温度になるように勢いよく冷風が出てきますので、その時は、980Wの電力を使っていることになります。
そして、部屋が設定温度になりますと、冷風の勢いも少なくなり、その分、消費電力も少なくなり、一番最低の消費電力120Wで運転するようになる感じです。
それで、計算しますと初めの1時間で980Wの電力を使いますと、1時間あたり980W×0.027円=26.46円使ったことになります。
その後、部屋の温度が一定に保たれますと、消費するワット数も変わってきますので、一番最低の消費電力で単純に計算しますと、1時間あたり120W×0.027円=3.24円使ったことになります。
本来でしたら、各メーカーやエアコンの機種によって、もう少し難しい計算方になるらしいですので、参考程度にしてください。
ここで、気になりましたのは、初めにエアコンのスイッチを入れますと、1時間で26.46円必要になり、その後1時間あたり、3.24円になります。
もしも、24時間エアコンを動かしていましたら、初めの1時間で26.46円。残りの23時間で3.24円×23時間=74.52円になり、合計しますと、100.98円になります。
もしも、昼間の暑い時間だけ6時間ほど、エアコンを動かして、また寝る時に暑くてエアコンを2時間動かした場合を考えてみました。
すると、昼間にエアコンを動かした1時間で26.46円と残りの5時間で3.24×5時間=16.2円。寝る前にエアコンを動かした1時間で26.46円と残りの1時間で3.24円になり、合計しますと、72.36円になります。
あくまでも、単純計算になりますが、24時間エアコンを動かした時と昼間に6時間、寝る前に2時間エアコンを動かした場合の電気料金の差が28.62円になります。
時間的な差は、24時間-8時間=16時間となり、16時間暑いのを我慢するのと比べても、28.62円しか差がないことになります。
ここで、考えられることは、初めにエアコンを動かした1時間で消費電力が大きいということで、継続して動かしていますと消費電力が少なくて安く済みます。
あまり、エアコンのスイッチを入れたり切ったりしたほうが得な感じですね。
エアコンの機能で弱冷房除湿とは?
エアコンの除湿機能で弱冷房除湿を聞いたことがあるでしょうか。
各メーカーやエアコンの性能によって違ってきますが、一般的に売れている値段も手ごろなエアコンは、ほとんどが弱冷房除湿になっているようです。
また、エアコンのパンフレットや説明書に、弱冷房除湿やソフトクール除湿と書いている場合もありますし、書いていないメーカーもあります。
弱冷房除湿の機能は、室内の空気にある水分をエアコンが取り入れて、中で冷やして、水分を除去した弱冷の空気がエアコンから出ることになり、ある程度の湿度はなくなりますが欠点は、冷えすぎてしまうことです。
あなたの家にあるエアコンのリモコンに除湿ボタンがあると思いますが、使用する事で少し肌寒く感じるようでしたら、弱冷房除湿の可能性があります。
しかし、弱い冷風が出たり止まったりしますので、止まっている時間が長いほど電力の利用料は冷房よりも安く済むことが多いです。
エアコンの機能で再熱除湿とは?
あまり聞きなれないような除湿ですが、再熱除湿の機能をもったエアコンもあります。
こちらについても、各メーカーやエアコンの性能によって違ってきますが、少し値段が高いエアコンに備わっていることが多く、弱冷房除湿と再熱除湿の機能を両方もったエアコンもあります。
何が違うのかと言いますと、再熱除湿は、室内の空気にある水分をエアコンが取り入れて、中で冷やします。
ここまでは、同じでも、水分を除去した冷えた空気をそのまま送り出さずに一度、適温に暖めてからエアコンから出てきます。
この一度、適温に暖めることで、除湿もしてくれて肌寒いと感じることがほとんどなくなります。
部屋にある水分(湿度)を取り除くだけでなく、適温にしてくれますので、快適に過ごすことができます。
しかし、冷やした空気を適温まで暖めることになり、エアコンとしての消費電力は冷房よりも高くなってしまう場合が多いです。
その人によってさまざまですが、快適を考えるなら再熱除湿のエアコンがよいと言うかたもいますが、電気代が少し気になるところです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
冷房をうまく使いますと電気代が安く済む場合もありますし、設定温度を少し上げるだけでも1か月の電気代が変わってきますので、気になるようでしたら、いつもよりも設定温度を高めにしてもよいでしょう。
また、電気料金としては、弱冷房除湿が一番安く済み、その次に冷房、そして再熱除湿となるようですので、快適と引き換えに電気料金やエアコンの購入費用も高くなる傾向にあります。
エアコンを買い替える時は、除湿機能も気にしながら検討してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。