
梅雨の時期に限らず、衣類やタオルなどを洗濯をしたのに、洗濯物からイヤな臭いがすることがありますね。
イヤな臭いがしていると思っていても、また、洗濯する気になれず、気になりながらも洗濯物を干しているあなたに朗報です。
洗濯物から出るイヤな臭いの原因や洗濯方法を少し変えたり、イヤな臭いを消す方法などをお伝えします。
梅雨に洗濯物から出る嫌な臭いの原因は?
洗濯をしたのに、干す時になりイヤな臭いが
残っている原因は「菌」が
繁殖することによって臭いを出しています。
菌と言っても種類が多くありますが、
イヤな臭いを出す菌として
「モラクセラ菌」があります。
モラクセラ菌は、私たち人間の体の中にありますし、
日ごろ生活をしている空間にもいる菌になります。
そして、モラクセラ菌は、健康な状態の人ですと
害はありませんが、免疫力が落ちてきますと、
日和見感染症(ひよりみかんせんしょう)に
かかりやすくなり、帯状疱疹(たいじょうほうしん)や
カポジ肉腫、ニューモシスチス肺炎などの症状が出てきます。
ですので、免疫力が落ちている人や高年齢者、
幼児は注意したほうがよいでしょう。
それと、もう1つ原因として、
洗濯機自体にカビや菌が増殖している場合があります。
よくコマーシャルなどで、
洗濯槽の外側にカビや菌がいっぱいついているなどの
映像がありますが、そのカビや菌がイヤな臭いの
原因である可能性があります。
洗濯槽の汚れを取る方法として、
洗濯槽クリーナーなどが販売されています。
洗濯槽の外側は見えませんので、
カビや菌がどれぐらい落ちているのかはわかりませんが、
洗濯槽クリーナーを使ってから洗濯をして、
洗濯物にイヤな臭いが消えていれば除菌が出来ています。
また、手ごろな方法として、「お酢」を使う方法があります。
お酢には除菌効果がありますので、
洗濯槽をお酢で洗うと除菌できる場合もありますが、
効果が少ない場合もありますので試してみて、
イヤな臭いが消えているようでしたら除菌が出来ています。
ちなみに、洗濯槽を掃除する場合には、
洗濯機に水を入れてから、洗濯槽クリーナーやお酢を入れて、
最低でも6時間~10時間ぐらいは放置しておいたほうが
除菌する可能性が高くなります。
最近の洗濯機には、洗濯槽をクリーニングする機能が
ついているのもありますが、
すぐに排水をすることもありますので、
そうなりますとしっかり除菌が出来ていないのに
排水をしていることになり菌が残った状態になります。
ですので、出来れば、洗濯機に洗濯槽クリーナーやお酢を入れてから数時間は放置しておいてくださいね。
梅雨に洗濯方法を少しかえると?
衣類やタオルなど洗濯するものを
洗濯機に入れて放置している場合がありますが、
衣類やタオルなどについているゴミや汗などを
エサにしてカビや菌が繁殖していきますので、
あまりよいとは言えません。
そこで、カビや菌を増殖さない方法として、
洗濯する衣類やタオルなどは洗濯機内に
入れずに風通しのよいカゴなどに入れておいて、
洗濯する時に洗濯機に入れると
菌の増殖を防ぐことができます。
また、洗濯するものを洗濯機の容量以上に
詰め込んで洗いますと、
洗浄する能力が落ちてしまいます。
そして、衣類やタオルなどの汚れが
ひどい状態だからといって、洗剤を多く入れても、
汚れを落としてくれるかもしれないですが、
かえって洗濯機や衣類、タオルなどに
洗剤が残っている状態になり、
菌を増殖させてしまいます。
ですので、洗濯する時は、衣類やタオルなどは
容量より少なめにして、
洗剤も決められた量を使用したほうがよいでしょう。
汚れがひどい衣類やタオルなどは、
洗濯する前に酸素系漂白剤につけておいて、
その後に洗濯機で一緒に洗いますと、
イヤな臭いが他の衣類などに付くことなくなります。
最近の洗剤で部屋干し用の洗剤には、
酸素系漂白剤が含まれている場合が多いですので、
購入する時に確認したほうがよいでしょう。
そして、洗濯の最後にすすぎ洗いをしますが、
水道代のことを考えて、
お風呂のお湯などですすぎ洗いをしますと、
お風呂のお湯に含まれているカビや菌などが
衣類やタオルに付くことになり、
イヤな臭いを発生させる恐れがあります。
出来れば、最後のすすぎ洗いだけは、
水道水を使ったほうがカビや菌があまり付かずに
イヤな臭いの発生を抑えることができます。
また、洗濯が終わった後に
そのまま放置しているだけでも、
ぬれた衣類やタオルなどに
カビや菌が付いて増殖していきます。
そうなりますと、菌によってイヤな臭いが発生しますので、
洗濯が終わりましたら、
すぐに干すように心がけてください。
梅雨に洗濯物から臭いを消す方法は?
除菌をすれば、イヤな臭いの発生を
抑えることができますので、
酸素系漂白剤を使うと効果がありますが、
市販されている酸素系漂白剤にも種類が豊富にありますので、
どれが一番よいかは試してみて効果が
あったものを選ぶようにしましょう。
また、お酢にも除菌効果がありますので、
すすぎ洗いの時にお酢を大さじ3杯ぐらい入れますと、
洗濯物にイヤな臭いを
発生させる菌の繁殖を防ぐことができます。
あなたとしては、衣類やタオルに
お酢の臭いが残るかも?と思うかもしれませんが、
干している間にお酢の臭いは消えてくれますので大丈夫です。
そして、お酢には中和する力をもっていて、
柔軟剤のような効果も期待できますので、
試してみる価値は十分にあります。
最近よく見かける、アロマの香りがする洗剤などが
販売されています。
確かによい香りがしますが、
カビや菌がなくなるわけではありませんので、
その辺りは注意してくださいね。
洗った洗濯物を干して出来るだけ
早く乾燥させることで、
カビや菌の繁殖を防いでくれます。
湿度が多い梅雨の時期に無理があると
思いますが、乾燥させるには空気の流れが必要です。
外で洗濯物を干した時で、曇っていても風が
ある日はよく洗濯物がかわくのと同じことで、
部屋干しをする場合にも扇風機などで
空気が流れるようにしますと早くかわきます。
また、洗濯物を干す時でも、
ある程度の間隔を開けて干すほうがかわきやすいですし、
シャツなどの衣類は、出来るだけ大きめのハンガーを
使って中まで空気が通るようにしますとかわきも早くなります。
乾燥させる場所は、部屋だけでなく、
お風呂場に換気扇や乾燥機が付いている場合は、
それを利用しますと早くかわきます。
早く洗濯物をかわかすことで、
生乾きなどでイヤな臭いの発生を抑えることができますので、
ぜひ、試してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
洗濯したのに、衣類やタオルなどに
イヤな臭いが残る原因は、
カビや菌が繁殖して発生させる臭いになります。
そして、洗濯機自体にカビや菌が繁殖している場合も
ありますので、定期的に洗濯機の洗浄が必要です。
また、洗濯が終わった後で、
洗濯機のフタは洗濯機内を乾燥させるためにも
開けておくようにしてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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