
体を動かしていますと、自然と汗をかいてきますね。
しかも、蒸し暑い日には、特に汗をかいてしまい、タオルなどで汗をふくことが多くなってきます。
汗をふいたタオルや体から何かイヤなにおいがしていることがたまにあると思いますが、なぜにおうのでしょうか?
気になる汗のにおいについて述べていきます。
脇汗をかいてにおう原因と種類は?
汗をかくこと自体が悪いのではなく、体温を調節するために体の機能が正常に働いている証拠ですし、また新陳代謝がよい人ほど汗をよくかきます。
また、年齢にも関係していて、若い人ほど新陳代謝が活発に働きますので、汗をかきやすくなります。
10代の思春期の頃に部活などで運動をして汗をかいた時に、タオルでふきますとタオルからにおう時があります。
タオルをにおった時に、思わずクサって!なるでしょうが、それは、汗にアポクリン腺(あぽくりんせん)が出ているからです。
また、汗がにおうから体もにおうと思っている方もおられますが、汗と体臭は別物になります。
汗をかいた時に出る水分は、においませんが、汗をふかずに時間が経っていきますと、汗の水分と皮脂(ひし)や垢(あか)が混ざって菌が増えることによって体がにおってきます。
そして、汗をタオルでふくと、においがタオルに移ってくさくなります。
また、汗をかいてにおいを発生させる原因として、アポクリン汗の他にエクリン汗の2種類があり、両方の汗と菌や垢が混ざった時には、強烈にくさくなります。
汗に含まれるアポクリン汗とは?
人の体には、全身に汗を出す穴(汗腺:かんせん)がありますが、アポクリン汗は、脇の下と股の周辺、耳の中の3か所からしか出ません。
股の周辺や耳がくさいなどはあまり聞きませんが、脇の下がくさいのはよく聞く話で、特に脇の下からのにおいを気にする人が多いです。
しかし、アポクリン汗は、汗をかくたびに出ているのではなく、精神状態が緊張していたり、興奮している時に出る汗になります。
何かの試合や仕事などで緊張している時や必死になって興奮している場合などに出てくる汗になりますので、冷静な時に出てくる汗と違ってきます。
特徴としては、サラサラとした汗と違ってねばつきがあり、タンパク質や脂質、鉄分などが含まれていますので、くさいです。
しかも、あなた自身の精神状態が関係してきますので、あなたがいくら汗をかきたくないと思っていても、緊張や興奮しますと自然と汗が出てきますので、とてもやっかいです。
とても難しいですが、出来るだけ、精神状態を落ち着かせるしか方法がないですね。
汗に含まれるエクリン汗とは?
もう1つの汗腺でエクリン汗は、全身にある汗を出す穴(汗腺)の全てになりますので、脇の下や股の周辺、耳の中も含まれます。
そして、暑い時期になり汗をかいた時に出てくるのがエクリン汗になります。
また、エクリン汗自体には、においがほとんどなく、約99%が水分でサラッとしていますので、蒸発しやすくて菌や垢と混ざりにくい特徴をもっています。
そうなりますと、暑くなって汗をかいても冷静な状態でしたら、汗のにおいを気にしなくてよいのでは?と思ってしまいますよね。
それが、エクリン汗で残りの約1%がにおう原因になります。
その1%は、強いストレスを感じた時などに汗をかきますと、エクリン汗と言えどもにおいを発生させます。
しかも、エクリン汗から出る汗のにおいは、塩分や尿素、アンモニアなどが混ざっていますので、強いにおいが発生します。
また、エクリン汗は、サラッとした汗ですので、蒸発しても脇の下のにおいだけが残り、衣類などに付きますと、脇の下からにおいがしてきます。
ですので、脇の下がにおうのではなく、衣類に付いてにおいますので、服を脱ぐとわかると思いますが、体からはほとんどにおいがしないはずです。
においが気になる方は、着ている服を変えるとにおいが消える場合が多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
汗をかいた時ににおう原因は、2種類あって、特にアポクリン汗を出さないように緊張や興奮をしないようにするだけでもにおいをおさえることができます。
しかし、ストレスによってエクリン汗が出て、におってしまうことがありますので、現代社会の環境では難しいですが、出来るだけ冷静になってストレスを減らして生活するだけでもにおいを断つことは可能です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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