汗がアンモニア臭い時に考えられる原因の種類と肝臓や腎臓は大丈夫?

汗がアンモニア臭くなる話は、5月16日にしましたが、その続編と言うか、今回は、病気の話になります。

汗がアンモニア臭くなりましたら、とりあえず、食生活やストレスを発散させて対処する方法があります。

しかし、いくら生活習慣を改善しても、汗からアンモニアのような臭いが続いている場合は、病気の可能性が高いです。

少し気になる汗でアンモニア臭い場合になる病気について述べていきます。

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汗がアンモニア臭い時に考えられる原因は?


汗をかくことによって、アンモニアのような臭いがしてきましたら、
考えられる事が4つあります。

1つ目が、筋肉が疲労している場合です。
普段から使っている筋肉ですが、急に激しい運動などをしますと、
体の中で、乳酸がたまり、血液と一緒に全身を回ります。
そして、アンモニアと乳酸は結合しやすいので、
アンモニアの量が増えて、体から臭うことがあります。

2つ目が、血行不良になっている場合です。
血液の流れが悪くなりますと、酸素の流れが悪くなり、
汗が出る穴に酸素が行きわたらなくなった結果。
汗の中に乳酸が多くなり、アンモニアのような臭いになります。

3つ目が、ストレスの場合です。
知らない間にストレスを蓄積させてしまった結果。
体の代謝や機能が低下していき、汗と一緒に、
アンモニアのような臭いが発せられます。

4つ目が、肝臓と腎臓の機能が低下した場合です。
飲みすぎますと、肝臓に負担が多くかかるとともに、肝臓で処理しきれずに、
腎臓に負担をかけることになります。
そして、腎臓も飲みすぎた水分を処理しきれなくなり、働きが悪くなります。

その結果、体内にあるアンモニアが正常に分解されずに、
尿として排出されなくなり、体内にたまったアンモニアが、
汗を出す穴から出ることになり、体臭としてアンモニア臭くなります。

1つ目から3つ目までは、無理に急激な運動を避けたり、
血液の流れをよくする食べ物と摂ったり、ストレスをためないように、
自分自身でうまく発散させるようにすることで、
何とかなるような感じですが、4つ目に関しては、
飲みすぎを防止することで、少しは改善できるかもしれません。

しかし、すでに、肝臓と腎臓の機能が低下している状態でしたら、
飲みすぎを防止しても、体内で正常に機能していませんので、
病院に行くしか方法がありません。

汗がアンモニア臭い時、肝臓や腎臓は大丈夫?


私たちの体の中にある肝臓の機能は、体内にある毒素を処理して、
尿に変えてくれます。

しかし、肝臓の働きが悪くなりますと、体内の毒素を処理してくれず、
血液の中に入っていき、体中に回って、汗と一緒に出る事となり、
体からアンモニアのような臭いがします。

また、肝臓の機能が低下することによって肝硬変(かんこうへん)
になる可能性がありますので、注意が必要になります。

次に、腎臓の機能は、血液中にある老廃物などをろ過して、
尿と一緒に排出する役割をもっています。

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しかし、腎臓の働きが悪くなりますと、血液中にある老廃物を
ろ過する機能が悪くなっていますので、アンモニアがうまく排出されません。
そうなりますと、血液中にアンモニアが入り込み、体内を回って、
汗と一緒に出る事となり、体からアンモニアのような臭いがします。

また、腎臓の機能が低下した状態が続きますと、腎不全などになり、
場合によっては、人工透析(じんこうとうせき)をする必要があります。

聞くだけで怖い話ですが、実際に、肝硬変や人工透析が必要に、
なっておられる方がいて、病院で治療をしてもらっていますので、
他人事と安易に考えないように、明日は、我が身だと思って、
気になるようでしたら、病院に行って検査を受けたほうがよいでしょう。

汗がアンモニア臭い時、肝硬変や腎臓病になると?


この辺りから、もっと恐ろしい話になります。

肝硬変

肝硬変になりますと、肝臓が小さくなって硬くなります。

それだけではありません。小さくなる分、機能する細胞の数が少なくなり、
肝臓自体が機能しなくなります。

場合によっては、肝臓がんになる場合があります。

そして、肝臓は、沈黙の臓器と言われていて、肝硬変になっていても、
気付かずにどんどん進行していく場合があります。

見た目でわかる例として。
・尿の色が濃い
・黄疸(おうだん):皮膚や白目が黄色くなることです。
・食欲不振(しょくよくふしん):食欲がなくなることです。
・手掌紅斑(しゅしょうこうはん)
手のひらで、親指や小指の付け根などが赤紫色になることです。
・むくみ
などですが、他にも、目に見えない症状があります。

腎臓病

腎臓の病気は、いつの間にか、なっている場合があり、
症状がわかりにくいのが特徴としてあります。

ですので、アンモニアのような臭いが体からした場合には、
早めに病院に行って検査を受ける必要があります。

検査と言っても、大きな機械を使ってするような検査でなく、
尿検査や血液検査などで腎臓に異変があるのかがわかりますので、
万が一のために、受けておいたほうがよいでしょう。

症状がわかりにくいと言っても、見た目でわかる事があります。
・尿をした時に泡がよく立つ。
・頻尿(ひんにょう):尿をする回数が増える。
・多尿(たにょう):尿の量が多くなる。
・むくみ
などですが、他にも、倦怠感(けんたいかん:体がだるい)など、
ありますので、日ごろと違うと思いましたら、検査を受けるべきです。

最悪の場合には、人工透析になる可能性がありますので、
そうなりますと、病院通いが多くなるだけでなく、
費用もかかりますので、早期発見、早期治療を心がけましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

自分の体からアンモニアのような臭いがしてきますと、
周りの人に臭っていないか?などが特に気になります。

しかも、とんでもない病気が隠れている場合がありますので、
体から、アンモニアのような臭いがしましたら、
病院に行って検査を受けたほうがよいでしょう。

検査を受けて、たとえ、病気でなかった場合でしたら、安心できますし、
異常が見つかりますと、治療が開始されますので、
少しでも気になるようでしたら、病院に行く必要があります。

健康が第一になりますので、日常生活を正すのが大事だと、
頭の隅に思っておいてくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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