
目の病気で、遠くの物が見えにくくなってくる近視があります。
実際に私も近視で、裸眼で両目とも0.1以下の視力しかありません。
なぜ、近視になったのか?私もあまりわからない部分が多いのですが、近視になっている人の割合が多くいますので、メガネやコンタクトレンズを使って見えるように矯正していると思います。
その近視になってしまう原因などを考えていきます。
目の病気で近視になる原因は?
一言に近視と言ってもいろんな原因があり、
現在の医学において、はっきりした原因が
特定できていないのも事実です。
しかし、原因が特定できないからと言って
放置しているわけでもありません。
医学界では日々研究が進めています。
近視とは、いろんな原因がからみあって起きる
目の病気と考えられていますし、
実際に、子供から大人に成長する段階において、
だんだんと遠くが見にくくなってきて、
近視が進行して眼鏡やコンタクトレンズを
使用しなければならなくなります。
近視になる原因については、
いろんな説を言う人がおられ、
遺伝説、環境説、栄養説、照明説、
睡眠不足説、体格向上説などあります。
このようにいろんな説がある中でも、
遺伝説と環境説が有力と考えられていますので、
そちらについてもう少し詳しく考えていきます。
目の病気で近視になる遺伝説は?
近視になる要因で、遺伝的なものと、
考えられている人もおられます。
遺伝自体については、親からいろんな体質や病気が
受け継がれている事が明らかになっています。
例えば、父親または母親とよく顔が似ている。
または、親が花粉症だった場合に
子供も花粉症になってしまうなどです。
そして、体質や病気が遺伝によって、
受け継がれているのでしたら、
父親または母親が近視だったりしますと、
その性質を子供が受け継いで、
近視になる可能性があると考えられています。
その近視の中でも「悪性近視(病的近視)」と
呼ばれるものがあり、幼少の時から段々と
眼球が伸びていき遠くの物が見えにくくなったり、
早くから近視が進行するなどの症状で、
遺伝の要素が強いと考えている人もおられます。
また、近視の親だから子供も近視になると言うのは、
今のところ、医学的に証明されつつありますが、
単に親が近視だから子供も近視になると、
決めつけられないようです。
いろいろと複雑な影響や環境がからみあって、
近視になる子供もいますので、
もしも、あなたのお子様が近視になったとしても、
責任を感じる必要はありません。
目の病気で近視になる環境説は?
昔から日本人には、近視の人が多かったのでしょうか。
いえ、そんな事はありません。
実際に近視の人が増えたのは、
高度成長期以降からになると言われています。
高度成長期以降から日本人の生活環境に
様々な変化があったために
近視になる人が増えたと考えられています。
読書や勉強は昔もしてきましたが、
近年になりテレビやパソコン、スマホ、ゲームなど、
近くで目を集中して使うことが増えて行った結果、
近視になる人が増えたと言われています。
統計的に見ても、先進国には近視の人が多いと言われています。
これは、近くの物を見たりして目を使いすぎる機会が
多くなったためだと言えます。
都心部にいる子供の方が地方にいる子供よりも、
近視の子供が多いと言われています。
地方においては遠くの景色をながめて見る事によって
目に負担が少ない環境にあります。
生活をする中で近くを見続ける事が多くなりますと、
目の中の毛様体筋(もうようたいきん)
(内眼筋に含まれる水晶体を調節してピントを合わせる筋肉)
の緊張が長時間において使われますので、
近視になりやすくなるのは当然の話だと言えます。
ちなみに、毛様体筋の緊張がとれなくなってしまい、
固定化されると真性近視になります。
現在においては、大人も子供も自宅にあるあらゆる機械などで、
近くで物を見る機会が多くなっているのも事実です。
そうした事から、今のところは仮説でしかありませんが、
実際に生活様式の変化とともに、
近視になる人口が増えて行ったのは確かですので、
近視になる理由が環境説にあると言っても、
ほとんど間違いない事実と言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
近視になる原因については、
はっきりとした理由はありません。
しかし、環境説にあったように近くの物を
長時間において見る行為をしなければ、
目の緊張が少なくなり近眼になっていても
ひどくならないと思います。
出来れば遠くをながめる時間など、増やして
目に負担をかけないように心がけてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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