
なぜか?わからないけども、最近になって遠くがぼやけて見えにくくなってきた感じがすると言われるあなたやちょっと目が悪くなったかなと言われる人もおられます。
あまり気していなかったけど、やはり見えにくいので少し気になって、一度、眼科に行ってみようと考えている人もおられるでしょう。
眼科に行く前に、とりあえず、予備知識だけでもつけておこうかな…と思っておられるあなたに知っておいて欲しい事などを伝えていきます。
遠くが見えにくい。目の病気で近視の種類は?
1つ目が、軸性近視(じくせいきんし)です。
これは、一般的には近視の事にあたり、治りにくい近視になります。
軸と言う字が入っている通り、眼の縦軸が伸びて長くなって
しまった状態の事で、眼の一番底にある
網膜(もうまく:カメラのフィルムみたいな物)が中心になくて、
後ろにずれている状態になっていて、
網膜にうまく画像が映らなくなったために
遠くのものが見えにくくなる事を言います。
2つ目が、屈折性近視(くっせつせいきんし)です。
これは、一般的には仮性近視などと呼ばれています。
こちらに関しては、ほとんどが治る近視になります。
屈折と字のごとく、眼の中でも前の方にある
水晶体(カメラのレンズみたいな物)から光を取り込んで
屈折して、網膜よりも前で焦点があってしまうために
遠くのものが見えにくくなる事を言います。
ちなみに、水晶体から屈折した光が網膜に焦点が合えば、
遠くでも見える状態になりまので、
これについては近視にはならないですね。
遠くが見えにくい。目の病気で近視の予防方法は?
基本的には、正しい姿勢で適度な明るさをとって、
読書や勉強するのがよいでしょう。
姿勢については、子供の頃から親に
よく言われていた人もいるでしょうが、姿勢が悪かったり、
寝転んで物を見ますと目が悪くなりやすいと言われています。
それは、目には両目がありますが、
右目や左目などから見ている物の距離が変わってきますので、
視力に差が出ることがあります。
逆に姿勢を正すだけでも視力が改善される可能性もあります。
適度な明るさとは、難しいようですが、
500ルクスぐらいの明るさがあればよいと考えてください。
ちなみに台所や洗面所などは、
だいたい300ルクスぐらいになり、
街灯に関しては100ルクスぐらいしかありません。
ですので、自宅で部屋の明るさにプラスして、
卓上照明などを使用するようにして
読書や勉強するのがよいと考えられます。
目を休める事も必要です。
目安としては、1時間ぐらい読書や勉強をしましたら、
10分ぐらい目を休めるように心がけるようにしましょう。
近くの物を見ますと目が緊張状態になりますので、
その緊張状態を続ける事によって視力の低下が
進みやすくなりますので、
出来るだけ目を休ませるようにしてください。
そして、遠くをながめるのもよい方法です。
遠くを見る事によって緊張状態にあった目が
緩和される事になりますので、
たまには、屋外に出るなどをして遠くの景色や
星空などをながめたりしますと効果的によいと言えます。
運動や散歩などをしますと、緊張状態で固くなった目を
動かすようになりますので緊張の緩和にもなりますし、
ストレスの発散にもつながりますので、
目だけでなく心身ともにリラックスできますので、
効率的にもよい方法でしょう。
また。近視の進行が気になり、
眼鏡をかけない人が多いと思いますが、
見えにくいと目を細めて見るようになってしまい、
それを繰り返しますと、より目の筋肉を使いますので、
近視になりやすくなります。
その場合には眼鏡を使用した方が、
目の筋肉をあまり使わずに済みますのでよいでしょう。
そして、子供の時は、成長とともに顔の大きさも
近視の度数も変わってきますので、
1~2年ぐらいで眼鏡の枠やレンズの交換を
する必要が生じます。
そのため眼鏡を選ぶ際には、眼鏡やレンズなどは
軽い物で壊れにくい安全な物をおすすめします。
遠くが見えにくい。目の病気で近視の治療方法は?
軸性近視については、治りにくいと先ほど述べましたが、
実際に治った人もおられますが、根気が必要になります。
遠くの光は、ぼやけて見えているのを
小さく見るように意識して、1日に1時間見るように訓練をして、
これを7年ぐらいしたところ近視が回復された例があります。
単純計算で、2555時間その訓練をした結果になりますので、
本当に根気が必要になります。
屈折近視については、生活環境の改善や点眼による治療と
訓練などで回復する場合もあります。
生活環境については、予防で述べたような事をしていけば、
近視が進む事はあまりなくなると考えられています。
そして、眼科医による治療と訓練によって、
近視が回復する可能性があります。
最近では、手術と言う方法もあります。
聞いたことがある方もおられると思いますが、
エキシマレーザーによるレーシック手術です。
レーシック手術の主な特徴は、視力の回復が早く痛みも
あまり出ないという理由から、
現在においても屈折矯正手術の主流になっています。
レーシック手術が不可能な強い近視の人に
手術としてされるのが、目の中に眼内レンズを
埋め込む方法です。
フェイキックIOLと言われるもので、
レンズ交換で度数調整も可能です。
目の緊張をとる方法として、
自宅でも簡単に訓練をする方法があります。
訓練方法としては、
「遠くと近くを交互に繰り返し見る」
「目を上下左右に交互に動かす」
「遠くの景色をぼんやり眺める」
などを1日に数回、数分間程度行うとよいでしょう。
こちらに関しては、目の緊張を取るのが目的になりますので、
視力が回復する可能性があると言うだけです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
目は、やはり大事ですよね。
眼鏡やコンタクトレンズまたは治療などで見えるように
なるのでしたらよいですが、
万が一、失明などしてしまいましたら、
今までの生活自体がすごく変わって不自由になりますよね。
運命だと、素直に受け止められる人もおられれば、
そんな不自由な生活をしたくないと、
思われる人もおられるでしょうから、
今後の日常生活においても、目を大事に扱ってくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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