秋分の日はなぜ祝日なの?その年によって違ってくる理由や習慣は?

秋分の日は、祝日になっていますが、なぜ祝日なのか?考えたことがありますか?

しかも、その年によって日が1日ぐらい違ってきます。

3月にある祝日で春分の日によく似ている部分がある感じですね。

秋分の日について考えてみました。

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秋分の日はなぜ祝日なの過去は?


秋分の日は、1948年(昭和23年)の公布、施行された
「国民の祝日に関する法律」で制定されました。

昭和23年になりますと、第二次世界大戦後になりますので、
現在の日本国憲法の元で作られた法律になります。

秋分の日の趣旨は、
「祖先を敬って(うやまって)、召(め)された人たちをしのぶ」と
なっていますので、
「先祖に尊敬したり礼をつくして、亡くなった人を思い出す」と
解釈される感じですね。

しかし、昭和23年に、いきなり秋分の日として
祝日が作られた訳ではありません。

第二次世界大戦前の秋分の日は、
「秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)」と呼ばれていて、
秋分の日に宮家が歴代の天皇や皇族の神霊をまつる儀式として
執り行われていました。

その後、祝日法によって、、
秋季皇霊祭から秋分の日に呼び名が変わり、
日本国民の祝日として現在まで続いています。

秋分の日がその年によって違ってくる理由は?


春分の日と同じように天文学的な話になってきて、
太陽と地球の位置関係に大きく関わっているようです。

秋分の日として決められるのは、昨年の2月1日に、
国立天文台が作成する暦象年表(れきしょうねんぴょう)に
基づいて閣議で決定されます。

ほとんどが9月23日になるようですが、
うるう年になりますと、9月22日になったりしますので、
大きく日が変わることはありません。

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その年によっては、敬老の日と秋分の日が近づいて、
シルバーウィークになり、5連休になりますので、
少し気になるところでもありますね。

敬老の日もハッピーマンデー制度によって日が
変わってきますので、9月15日~21日の間になります。

もしも、秋分の日がもう少しずれて、9月21日になり、
月曜日だった場合に、敬老の日と重なった場合には、
振替休日はあるのでしょうか?

現在のところ、祝日法で定義はありませんので、
振替休日になるか?は微妙なところですね。

ちなみに、秋分の日ぐらいは、春分の日と同じように、
昼と夜が同じ長さになると言われていて、
昼が12時間、夜が12時間になります。
(実際には、少しだけ昼の方が長いみたいです。)

秋分の日に代表される習慣は?


秋分の日と言いますと、お彼岸を連想されますが、
お彼岸って春にもなかった?と思いますね。

そうなんです。
春分の日と秋分の日のどちらもお彼岸になります。
春のお彼岸と秋のお彼岸って感じです。

ちなみに、彼岸という言葉は、
こちらの岸とあちらの岸と解読することができて、
こちら側の岸はこの世で、あちら側の岸はあの世と
言われています。

秋分の日の趣旨通りですと、
「先祖に尊敬したり礼をつくして、亡くなった人を思い出す」
と解釈できますので、先祖のお墓に参って供養するのが、
一般的だと考えられます。

彼岸は、彼岸の入りと彼岸の中日、彼岸明けを合わせて
7日間あります。

秋分の日は、彼岸の中日になり、
3日前を彼岸の入り、3日後を彼岸明けと言われています。

ですので、秋分の日にお墓参りへ絶対に
行かなくてはならないのではなく、秋分の日を真ん中にして、
前後、3日間のあいだにお墓参りに行ったほうが
よいと思ってください。

また「暑さ寒さも彼岸まで」と言われる言葉がありますので、
彼岸を過ぎますと、季節が変わると感じることができますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

秋分の日は、春分の日と同じように、
国立天文台が作成する暦象年表によって決められています。

そのために、その年によって日が変わる場合があります。

そして、先祖に礼をつくす日でもありますので、
もしも、日ごろからお墓参りに行っていないのでしたら、
お彼岸の時期だけでも、お墓参りに行ってはどうでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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