目の病気で乱視には2種類あるの?治療方法と悪化させない方法は?

私は、小学生の時ぐらいから遠くの物が見えにくくなり、眼鏡をかけています。いわゆる近眼です。

1年ぐらい前に眼鏡を新しく作った時に眼鏡屋さんで視力など再度検査をしてもらった時に「少し乱視が入ってますね。」と言われました。

以前に作った眼鏡を確認してもらったところ近眼と少し乱視を矯正するレンズが入っているのがわかりました。

ですので、乱視は前からなっていたと思いますが、個人的にはあまり意識をしていませんでした。

今回は、そんな目の病気である乱視について考えていきます。

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目の病気で乱視には2種類あるの?。


乱視と言う言葉は、聞いたことがあると言われる人が
大半をしめていますが、乱視の「乱」と言う文字で
何かよくないと連想されやすいです。

実際には、大半の人が乱視になっています。
それは、眼の形によって乱視と言われるもので、
人間の眼は、自然に作られたものです。

完全に丸い形をしている眼をもっている人が
非常に少ないのが現状です。

鏡などで自分の眼を見た時は、
丸い形をしていると思うでしょうが、
ほんの少しだけ、縦か横にタマゴのような形に
なっている状態を乱視と言われるものです。

乱視自体は、生まれ持ったもので、
眼に入ってくる光の角度によって焦点の
位置がずれていき、起こる屈折異常になります。

また、角膜や水晶体のどちらにも乱視を
もっている場合もありますが、それらが同じ軸度で
光が入ってきますと、うまく乱視を打ち消し合って、
見える状態になる場合があります。

そうなりますと、乱視と感じなくなります。
しかし、うまく見えているからと言っても
乱視状態である事には変わりありません。

乱視には、大きく分けて2種類あります。

1つ目が「正乱視」です。

角膜や水晶体がタマゴ型になっているために、
縦方向や横方向から入る光によってピントを
合わせる位置がそれぞれ変わる事で起こる乱視を言います。

一般的に乱視と言われるのが正乱視にあたります。

2つ目が「不正乱視」です。

角膜の表面が歪んで(ゆがんで)いる状態で、
表面がガタガタな状態なために光が入ってきても、
どこにもピントが合わない状態にある乱視を言います。

また、不正乱視は角膜や水晶体の疾患によるもので、
原因は円錐角膜(えんすいかくまく)、翼状片(よくじょうへん)、
角膜潰瘍(かくまくかいよう)、外傷(がいしょう)、
水晶体亜脱臼(すいしょうたいあだっきゅう)、
白内障(はくないしょう)などがあります。

人間の眼が年齢を重ねていきますと、
老化によって変化を起こしていきます。

だいたい30才ぐらいを過ぎたころから、
角膜のカーブに変化が起きるのが多くなってくるようです。

そして、正乱視の人が乱視状態であっても、
うまく眼のピントを調節できていたものが
崩れてくることがあります。

そうなりますと、角膜と水晶体にあった乱視に対して、
光が入ってきても同じ軸度が保てなくなり、
急激にぼやけてしまい見えにくくなることもあります。

目の病気で乱視の治療方法は?


乱視の状態によって治療方法が変わってきます。

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正乱視の治療方法です。

眼鏡やコンタクトレンズまたは手術の3つの方法があります。

眼鏡では、乱視用のレンズを入れて矯正する方法です。

しかし、強い乱視の場合には眼鏡をかけますると、
地面が歪んで(ゆがんで)見えたりしますので、
眼鏡での矯正は度数によってできない場合があります。

コンタクトレンズでは、
ハードコンタクトレンズでもソフトコンタクトレンズでも
装着する事によって矯正する事ができます。

しかしソフトコンタクトレンズの場合には、
乱視が強かったり、乱視の方向が斜めになっている場合には、
眼の中でレンズが安定しにくいために、
見えにくくなる場合があります。

乱視の矯正には、
ハードコンタクトレンズが向いていると言えるでしょう。

手術では、
角膜輪部減張切開(かくまくりんぶげんちょうせっかい)
があり、乱視の強さや方向によって角膜のゆがみを
補って矯正する切開手術です。

また、レーシック手術の方法もあり、
角膜を削って直接、レーザーをあたえて屈折を
変える方法ですが、角膜を削る事によって後で後遺症が出て、
不正乱視になる可能性がゼロではないのが少し不安になります。

そして、フェイクックIOLという手術があり、
眼に眼内レンズを入れて矯正する手術です。

これは、レーシックと違って、
万が一の時には入れた眼内レンズを取り出すことが
できますし、眼内レンズを交換する事もできます。

不正乱視の治療方法です。

角膜の形に異常があれば、
ハードコンタクトレンズを使用する方法が適しています。

しかし、水晶体に異常がある場合は、手術になります。
現在の医療技術では、しっかりと見えるようになるのは、
とても難しいようです。

目の病気で乱視を悪化させない方法は?


眼科などで乱視(正乱視)と診断された場合には、
早めに矯正することが望ましいです。

時間が経つにしたがって、
強い負担が眼にかかっている状態ですので、
乱視が進行していく可能性があります。

早期に矯正治療を行うようにしてください。

乱視自体を改善する事はできませんが、
目薬を使う事によって、
眼の疲労や視力低下を防ぐことはできます。

目薬は、眼科で適切な診断を受けて、
目にあった目薬を処方してもらいましょう。

パソコンやスマホまたはテレビなどは、
連続でも1時間ぐらいにして、
目を休ませるように心がけましょう。

食生活にも気をつけましょう。

ビタミンA(レバー、牛乳、バター、チーズ、卵黄など)
は角膜にうるおいを与える作用があります。

ビタミンB(レバー、肉、魚介類、野菜など)
は眼精疲労に効果があります。

ビタミンC(レモン、イチゴ、柿、ブロッコリーなど)
は強い血管を作る作用があります。

これらの食物を積極的に取り入れて
予防するように努めましょう。

蒸しタオルなどで目の筋肉をリラックスさせたり、
睡眠時間をしっかりと確保するなども
乱視を悪化させないよい方法と言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

乱視を放置しておきますと、大変な事に
なりかねませんので、早めに眼科に受診して
治療をするようにしてください。
また、目を使いすぎないように注意してくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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