立冬に関係する二十四節気と意味や由来と節気が気候に合わない理由は?

季節が進んで冬に近づいていきますと、朝晩などは少し肌寒く感じてきます。

暦(こよみ)の上でも季節が進んできていると思われる立冬や冬至などの日があります。

時期的に秋が終わり冬に向かっていきますが、少し立冬の暦と気候が合わない感じがします。

二十四節気と立冬の意味などや暦と気候がなぜ合わないのか理由などを考えていきます。

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立冬に関係する二十四節気と四立は何?


二十四節気は、1年を24に分けた暦になり、
一番初めは、2月4日頃にあります
「立春(りっしゅん)」になります。

また、それぞれの季節に節目があると
考えられていますので、暦の上で言われています。

そして、各節気は約15日ぐらいになりますので、
約15日後には、次に節気になりますが、
その年によって一番初めにくる立春の日が
違ってきますから、その後に続く節気も日がずれて
くることが多くなります。

しかし、各節気は約15日になりますので、
月によって、30日や31日がありますから、
各節気も日が大幅にずれることはほとんどありません。

立冬については、次に説明しますが、
二十四節気で、順番に数えていきますと、
立冬(りっとう)は19番目になり、
次にきますのは、「小雪」で冬に近づいていく感じです。

立冬は、四立(しりゅう・しりつ)の中の1つと
言われていて、季節の変わり目とされています。

四立は、他に立春、立夏(りっか)、立秋(りっしゅう)が
あり、暦の上では春や夏、秋の始まりとされています。

「四」は、春、夏、秋、冬の4種類になり、
「立」は、四季の始まりを表す言葉になりますので、
それぞれの季節に「立」が使われています。

ですので、立冬は冬の始まりと考えることが出来ますので、
次の立春までは、暦の上では季節が冬と考えられます。

立冬の意味や由来は?


立冬は、冬が立つと書いていますので、
暦の上では、冬の始まりと考えられます。

毎年、だいたいですが11月7日になりますが、
その年によっては、11月8日になる場合があります。

それは、うるう年などの場合には、通年よりも
2月が1日多くなりますので、その1日分だけ、
日がずれるようになります。

また、天文学的な事から言いますと、
太陽横径で地球から見た場合に、
角度が225度の時が立冬になります。

しかし、立春や立秋に比べますと、
立冬や立夏は、あまり馴染みのない
言葉になります。

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それは、昔の人たちが詩や歌を作る時に、
立春や立秋を使っても、立冬や立夏を
あまり使わなかったことによるものだと考えられます。

そうなりますと、あまり知れ渡ることがなくなり、
知名度が低くなり、庶民などに浸透しなかったと
考えられます。

春や秋に関係する立春や立秋の詩や歌を作くられても、
冬や夏に関する立冬や立夏の詩や歌があまり
作られなかったのは、致命的です。

しかも、昔から立春や立秋があったわけですから、
立冬や立夏も存在していたことになりますので、
現在においても、知名度は低いようですが、
暦の上では、季節に「立」が付きますと、
季節が変わって始まる大事な日だと思ってくださいね。

立冬に節気と気候が合わない理由は?


立冬は、だいたい11月7日になると言いましたが、
冬の始まりが11月7日は、少し早いように思いませんか?

北海道や東北地方などで、雪が降るところがあるかも
知れませんが、日本全体でみますと、まだ、雪が積もって、
すごく寒い冬とあまり感じないように思われます。

冬の始まりと考えましたら、これから寒くなる冬だと
思いますので、納得がいく感じです。

しかし、11月上旬でしたら、冬だと感じる人は
まだ少ないでしょうし、12月に入ってきますと、
冬になってきたと思うでしょう。

実は、二十四節気は日本で作れらた物ではありません。

二十四節気は、中国の黄河地方で作られた物と
言い伝えられていますので、中国と日本では、
気候に違いがありますし、中国と言っても日本の
何倍もの広さですので、黄河地方がどのような
気候なのかもわかりません。

しかし、昔の人たちは中国から伝わった
二十四節気を使って暦として利用していました。

しかも、江戸時代までは旧暦を利用していましたので、
二十四節気も約1か月ほど早くなります。

そうなりますと、立冬は10月上旬になってきますので、
完全に冬のイメージではなく、秋の収穫シーズンに
なります。

明治時代に入り、新暦が使われるようになりましたが、
それでも、11月上旬に立冬となりますので、
少し早いかも?と思われるでしょうから、
これから、寒い冬がやってくると思う感じでよいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

立冬はあまり聞きなれない暦かも知れませんが、
季節の変わり目で、冬がこれから始まると
暦の上では使われる言葉になります。

だからと言って、焦って冬支度(ふゆじたく)を
する必要もありませんので、これから段々と寒くなってくる
と思う感じでよいでしょう。

立冬は、暦の上では季節の変わり目になると思ってくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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