
紅葉の季節になってきますと、大阪府内でも有名なところでは、大阪城公園や箕面など多数あります。
有名なところは人混みでいっぱいになりますので、あまり好きになれないようでしたら、穴場を考えるでしょう。
知っている人は知っている場所になりますので、土日祝日などを避けますと紅葉の時期でも空いている場合がある牛滝山大威徳寺(うしたきさんだいいとくじ)はどうでしょうか。
聞いたことがないと思っているあなたには、ぜひ行って紅葉を満喫して欲しい場所になりますので、牛滝山大威徳寺について考えていきます。
紅葉の穴場として大阪府の牛滝山大威徳寺は?
大阪府と和歌山県の県境にあります牛滝山の
中央にありますのが、大威徳寺になります。
寺の説によりますと、
奈良時代に役小角(えんのおずぬ)または、
役行者(えんのぎょうじゃ)と呼ばれる
人物が牛滝山に仏教寺院を開いたのが始まりとされています。
古くから修験道(しゅげんどう)の霊場とされていて、
平安時代ぐらいに修行僧が境内にある滝で修業中に
牛に乗った大威徳明王(だいいとくみょうおう)が現れたのが
由来となり、牛滝寺から大威徳寺と名前が変わったようです。
こちらの大威徳寺は、元は真言宗でしたが、
天台宗も取り入れ、2つの宗派が混在していましたが、
現在では、天台宗のお寺となっています。
また、境内にあります多宝塔(たほうとう)は、
室町時代の1504年から1521年に、
建立された塔と言われていて、
国の重要文化財に指定されています。
そして、紅葉の季節になりますと、
境内にあります室町様式の回遊式庭園の景色が
とても鮮やかなきれいさを見せています。
また、山門前のカエデなどは、岸和田市の天然記念物に
指定されていて、牛滝山の紅葉とお寺にある建物などは、
景観がとてもよく大阪府の名勝にも指定されています。
穴場と思っていましたが、国の重要文化財や
大阪府の名勝に指定されていますので、
大阪南部地方の人たちにとっては、
紅葉の名所となっている恐れがあります。
紅葉の穴場として牛滝山の大威徳寺の特徴やイベントは?
大威徳寺と言いますと、やはり多宝塔の鮮やかな
朱色(しゅいろ)が目立っていますし、その周りの山々の
紅葉が広がっていてとても美しい景色が見れます。
また、境内の奥に進みますと4つの滝があります。
「一の滝」「二の滝」「三の滝」
「錦流の滝(きんりゅうのたき)」となり、
紅葉の季節になりますと、名所として人気があります。
山の中にある滝になりますので、
マイナスイオンが多く発生していますし、
周りの山々の木々と滝とのコントラストが
とても美しい景観を出しています。
牛滝山の大威徳寺周辺の紅葉シーズンは、
例年ですと、10下旬から色づき始め、
11月上旬から11月下旬ぐらいまで、
見ごろになります。
紅葉する木になりますと、
モミジやイチョウ、カエデになりますので、
さすが、山の中だけあって、
色づきがとてもきれいな見応えになっています。
ちなみに、大威徳寺に住職はいませんと言うよりも
いるのですが、福智院のご住職と大威徳寺を
兼務されているようで、基本的には、
福智院にいるようです。
また、ライトアップはありませんので、
夜に行きますと、山の中になり真っ暗闇です。
毎年の11月23日には、イベントとして、
牛滝山もみじまつりが開催されています。
荒天は中止になります。
まつりでは、野菜の天ぷら、地酒、だんじりグッズなどを
販売したり、抽選会などが行われる予定です。
お問い合わせは、
岸和田市観光振興協会で、
電話番号:072-436-0914です。
ちなみに、牛滝山もみじまつりは、
毎年混雑が予想されますので、
大威徳寺に行く道中も混雑が予想されます。
ですので、駐車場も満車になる可能性がありますので、
マイカーを利用する場合は早めに行く方がよいでしょう。
また、道路の混雑も考えられますので、
公共交通機関を利用した方がよいかもしれません。
紅葉の穴場として大威徳寺へのアクセス方法は?
南海電鉄の南海線の岸和田駅東側のバスターミナルで、
1番乗り場から発車する南海ウイングバス南部の
系統「11:牛滝山」行きに乗車して
終点の牛滝山で下車してすぐです。
(約50分かかります。)
JR阪和線の久米田駅からになりますと、
南海岸和田駅から来る南海ウイングバス南部の
系統「11:牛滝山」行きに乗車して
終点の牛滝山で下車してすぐです。
(約40分かかります。)
車を利用
阪神高速4号湾岸線の岸和田南ICから
地蔵浜北交差点を右折して、府道29号線を北へ向かい、
大北町北交差点を右方向に向かい、府道39号線を
南に向かって走り、山の中に入ってきましたら、
岸和田国際射撃場を経由して、府道40号線に出て、
右折して行きますと「いよやかの郷のパーキング」に
到着します。(約17キロです。)
阪和自動車道の岸和田和泉ICから
岸和田和泉西交差点を左折して、府道40号線を
南に向かって走りますと「いよやかの郷のパーキング」に
到着します。(約9キロです。)
車を利用する際は、阪和自動車を利用した方が、
わかりやすいですし、
インターからの距離も短く済みます。
駐車場
「牛滝温泉いよやかの郷」の駐車場になります。
収容台数は、約200台です。
料金は、1時間までは無料です。
2時間までは200円です。
以後30分ごとに100円上がります。
最大料金は1,000円です。
収容台数が約200台ある駐車場ですが、
牛滝山もみじまつりや土日祝日などで、
紅葉の時期になりますと、混雑する可能性が
ありますので、注意が必要になります。
ちなみに、大威徳寺付近に駐車場はありません。
大威徳寺の住所は、
岸和田市大沢町1178-1です。
入場は、無料です。
お問い合わせは、
岸和田市役所観光課
電話番号:072-423-9486です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
穴場として考えましたが、大阪南部にいる人たちに
とっては有名で人気のある場所になるようです。
土日祝日と牛滝山もみじまつりの日を外したほうが
ゆっくりと見られる可能性が高いでしょう。
まだ、1度も見に行ったことがないのでしたら、
この機会に、ぜひ行ってみてはどうでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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