
バラの開花時期を聞かれますと「春」とあなたも含めて言われる人が多い感じになります。
しかし、秋もバラが鑑賞できる季節になります。
春のバラと何が違うの?と思うかも知れませんが、秋バラも魅力や特徴があってとてもよいと言われています。
気になりました秋バラの魅力や特徴と鑑賞できる奈良県内の2つのお寺を考えていきます。
秋バラの魅力と特徴は?
バラの開花時期になりますと、
ゴールデンウィークぐらいから
5月末ぐらいまでのイメージを
もっておられるでしょうが、
秋に咲くバラも春に咲くバラに
負けないぐらいにきれいに咲き誇ります。
秋バラと言う言葉もありますので、
バラは春に開花時期を迎えたり、
秋にもバラが咲く時期を迎えます。
また、バラは春と秋の季節に
楽しむことが出来るお花になります。
春のバラもきれいに咲きますが
秋のバラになりますと、
寒くなってくる時期に咲きますので、
色合いも濃くなってくる感じです。
秋バラは、四季咲きのバラになり、
返り咲きのバラも秋に咲きますが、
確実に咲くのは四季咲きのバラになりますので、
秋バラを楽しみたいのでしたら、
四季咲きをしているバラ園などに
行ったほうが確実でしょう。
秋バラの特徴としては、
春のバラに比べますと、香りが強く感じます。
それは、春と香りが同じでも
気温が低くなる秋になりますと、
香りが長持ちしやすいと言われています。
また、開花している期間が長く感じます。
それは、秋になりますと
気温が低くなってきますので、
太陽からの紫外線も少なくなり、
花に悪い影響を与えないと言われています。
また、昼と夜との寒暖の差が大きい秋になりますと、
花の色合いが濃くあざやかに咲きます。
春のバラも魅力的ですが、
鑑賞や香りなどを楽しむことを考えますと、
秋バラの方がよい感じに思えるかも知れません。
秋バラが鑑賞できる奈良市の霊山寺は?
春にもバラが咲く場所として奈良市にあります
霊山寺(りょうせんじ)ですが、秋にもバラが
開花しますので、春と秋の時期にバラを楽しむ事が
できる場所になります。
霊山寺は、天平8年(736年)の奈良時代に
当時の聖武天皇(しょうむてんのう)が
命令による祈願によって建てられたお寺と言われています。
本堂や三重塔などがあり、国宝や重要文化財などが
多く保存されていて、
ご本尊は薬師如来様(やくしにょらいさま)になり、
真言宗のお寺になります。
お寺の境内にバラ園があり、
「世界の平和を願って心のやすらぎを感じてもらうため」
に造られたバラ園になります。
園内は約1,200坪の広さがあり、
約200品種、2,000株のバラがありますので、
あちらこちらに咲くバラが楽しめます。
園内はきれいに整備されていますので、
秋だけでなく、春に訪れたい場所と言えます。
また、バラの開花時期に合わせて、
ティーテラスのお店があり、
そちらで、ローズティーを味わうことが出来ます。
例年の秋バラの見ごろは、
10月中旬~11月上旬ぐらいまでです。
そして、薬草湯(やくそうゆ)のお風呂も
ありますので、そちらでゆっくりとお湯につかって
身体をいやすのもよいでしょう。
お風呂は、露天風呂などはありませんので、
バラ園を見ながらお風呂に入る事ができません。
また、お湯は少し高めになっていますので、
熱いお風呂が苦手な人は少し入りづらいかも知れません。
住所
奈良県奈良市中町3879です。
電話番号
0742-45-0081です。
バラ園の開園時間は、
8:00~17:00です。
本堂を参拝されるのでしたら、
10:00~16:00です。
定休日は、年中無休です。
お寺に入る入山料金は、
大人:500円
小・中学生:250円です。
ただし、バラの開花時期になりますと、
大人:600円
小・中学生:300円になります。
アクセス
電車利用
近鉄奈良線の富雄駅から奈良交通バスの
「若草台」または「近鉄奈良駅」行きに乗車して、
霊山寺バス停で下車してすぐです。
車利用
大阪方面からは、第二阪奈有料道路の中町ICを
降りて砂茶屋橋西詰交差点を左折して約5分です。
駐車場は、
約150台駐車可能で無料です。
秋バラが鑑賞できる奈良県橿原市のおふさ観音は?
おふさ観音はお寺がある地名と合わせて言われている
名前になり、正式には高野山真言宗別格本山観音寺になります。
おふさ観音のご本尊様は、十一面観音様が祀られていて、
本来は、身体の健康を授ける神様と言われていました。
しかし、現在では厄除けや子授け(こさずけ)、長寿、
病封じ(やまいふうじ)、開運、良縁、学力向上などを
願う人が来られています。
また、大和ぼけ封じ霊場会の札所(ふだしょ)にも
なっていますので、高齢者に人気のあるお寺になります。
そして、慶安3年(1650年)の江戸時代に
おふさと言われる娘がカメに乗った観音様を見た事から
この地に小さなお堂を建てて
観音様を祀ったのが起源だと言われています。
おふさ観音は、別名で「花まんだらの寺」とも言われています。
お寺の境内には、約3,800品種、約4,000株の
バラがあり、四季に合わせていろんな草花が咲き乱れます。
おふさ観音のバラの特徴は、バラが約4,000株に対して、
約3,800品種になりますので、
それだけ品種がとても多いことになります。
こちらのお寺では、より多くの品種のバラを見て
楽しんでもらうために、1種類に対して1株を
栽培して育てています。
最近では、品種が多くなってきたためか、
1種類で1株になっていないバラもありますが、
バラの数だけでも、約4,000株ありますので、
見応えは十分にあります。
また、バラの開花時期に合わせて「秋のバラまつり」が
開催されていて、日本庭園なども見学することができます。
多種多様のバラに囲まれて、目で風景などを楽しんで
よい香りを味わいながらゆっくりと境内を散策して
みてはいかがでしょうか。
例年の秋バラの見ごろは、
10月中旬~11月下旬ぐらいまでです。
秋のバラまつりは、例年ですと、
10月下旬~11月下旬ぐらいまで開催しています。
また、雨天、荒天時でも開催しています。
住所
奈良県橿原市小房町6-22です。
電話番号
0744-22-2212です。
バラ園の開園時間は、
7:00~17:00です。
本堂を参拝されるのでしたら、
9:00~16:00です。
定休日は、年中無休です。
境内を散策する場合は無料ですが、
本堂の拝観は、300円必要になります。
アクセス
電車利用
近鉄大阪線の大和八木駅で南口の1番乗り場バス停から
奈良交通バス下市口駅または近鉄御所駅行きに乗車して、
小房バス停で下車して徒歩で約5分です。
間違えて、医大病院玄関口行きに乗りますと
小房バス停の途中までになります。
また、バスの本数が少ないですので注意してください。
車利用
南阪奈道路と大和高田バイパスを通り、国道165号線の
小房交差点を左折して県道206号線に入り、
飛鳥川を越えてからすぐに右折して、1つ目の左折できる
斜め左に入れるT字路を左折して到着します。
街中になり道が狭くなっていますので、注意してください。
駐車場は、
約20台駐車可能で無料です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
バラは秋でも楽しむことが出来ますし、
春よりも秋バラの方がよい香りが強く感じるでしょう。
また、奈良県内のバラ園を考えましたが、
他府県においてもバラ園などがありますので、
あなたの住んでいる近くでないかを探してもよいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。