
日ごろから冷え性で困っている状態が長く続きますと、単なる冷え性だけでなく他の病気になる可能性があります。
元々、冷え性なので仕方ないと思っているかも知れませんが、思いもよらない病気が隠れているかも知れません。
冷え性だけと簡単に済まされない可能性も出てきますので、改善をされたほうがよいと言えます。
気になりました冷え性からくる病気について初期症状から最終的にどうなるのか考えていきます。
冷え性から病気になる初期症状は?
冷え性で困っているあなたにとっては、
あたり前の症状になると思います。
しかし、単なる序章にすぎませんので、
初期の段階で改善しておかないと、
後々に、もっと重い病気になるかも知れません。
冷え性になっている人の典型的な症状です。
頭痛や肩こりになってきたり、
イライラしたり落ち着かなく、
そして、怒りっぽい感じになります。
頭痛や肩こりは、冷え性になりますと、
体の症状として出やすいと言われています。
体が冷たい状態にありますので、血液の流れが悪くなります。
結果的に血の巡りが悪くなり、疲れが
たまりやすい状態を作ってしまっています。
血液の流れが悪くなりますと、肩や頭にうまく血液が
流れていかなくなり、筋肉も緊張してきて、
肩こりや頭痛が起きやすくなります。
また、体の臓器にも影響が出てきます。
胃で食べ物をうまく消化してくれずに、胃もたれや腹痛になり、
消化不良を起こして便秘や下痢などになります。
胃の調子がよくありませんと、
顔色が悪くなってきますし、
常に体がだるい状態になる場合もあります。
また、血液の流れが悪い状態ですと、
末端にあります手や足先まで血液がスムーズに流れて
行かなくなり、冷たいと感じるようになります。
そして、睡眠にも影響が出てきます。
寝ていても、夜中にトイレに行きたくなり、
目が覚めたり、体が冷たい状態ですので、
寝つきが悪くなる事もあります。
頭痛や肩こり、胃の調子が悪くなってきたり、
そして、睡眠にまで影響が出てきますと、
疲れたまっていきますので、
常に体がだるい状態で、慢性疲労になる可能性があります。
初期症状だけでも、これほど多くの症状になりますので、
体にとって負担が多くなると考えられます。
冷え性から病気になる次の症状は?
冷え性で、初期の症状でも辛いでしょうが、
更に、症状がすすんでいきますと、
体の負担も増えてきますので、
よくないことが起こってくる可能性があります。
手や足先が冷たいだけでなく、手や足全体が
常に冷たい状態になってきたり、手や足が
乾燥してきて、皮膚がパックリ割れてしまい
ひび割れなど起こして痛くなります。
そして、手足の冷たい状態が続きますと、
手足のしびれや感覚がマヒしてくる事も
ありますので、普段の生活も困難になってきます。
体の免疫機能も低下してきます。
胃や腸の調子が悪くなってきますと、
便が悪くなると言いましたが、
体から排出されないといけない物が
出ませんので、悪い菌などが体に残ったままになります。
そうしますと、体を守ってくれる善玉菌が
いくらがんばっても、悪玉菌が多い状態ですので、
善玉菌が勝てなくなり、免疫機能も低下していきます。
結果的には、風邪などのウィルスが体に入ってきても、
善玉菌よりも悪玉菌が多い状態ですので、
風邪をひきやすくなります。
また、冬に流行りますインフルエンザなどの
ウィルス性の病気にもかかりやすくなります。
胃や腸の状態が悪くなりますと、
他の臓器にも影響が出てきます。
例えば、腎臓が冷えてきますと、
機能が悪くなってきますので、
目に見えて手や足、顔などがむくんできます。
そして、睡眠でも症状がひどくなる可能性があります。
寝ていても寒くて目が覚めたり、熟睡できなかったり、
寝つきも悪くなってきますので、睡眠時間が少なくなり、
睡眠不足の状態が続きますと体の疲れがとれません。
睡眠不足になりますと、結果はわかるでしょう。
日中でも常に眠い状態になったり、集中力がなくなったり
してきますので、仕事や勉強、日常生活も辛くなります。
女性にとっては、大きな問題も出てきます。
自律神経が悪くなり、
女性ホルモンのバランスが崩れてきて、
生理不順や生理痛など起こる可能性があります。
ただ事ではありませんし、
病名で月経困難症と言われる病気がありますので、
もしも、定期的にきていたのがこなくなってきたと、
感じているのでしたら、病院に行った方がよいでしょう。
冷え性から病気になる最終的には?
体の免疫機能が低下している状態ですので、
もっと深刻な病気になる可能性があります。
花粉症などのアレルギーになる可能性があります。
花粉症なら毎年なっているから、
何とかなると思っているかも知れません。
しかし、アレルギーの疾患につながる可能性が
ありますので、花粉症だけではありません。
例えば、
アレルギー性鼻炎や気管支喘息(きかんしぜんそく)も
アレルギーの1つになります。
鼻炎になりますと、常に鼻がムズムズしてかゆいような
気持ち悪い状態になります。
気管支喘息になりますと、咳がよく出たりして、
常に喉がイガイガの状態でとても辛くなります。
腎臓の機能が常に悪い状態が続きますと、
膀胱炎(ぼうこうえん)になる可能性もあります。
膀胱内にあります粘膜が一定の温度以上でしたら、
細菌などが入ってきましても、退治してくれますが、
冷え性で温度が低下していますと、細菌が繁殖してしまい、
結果的に、膀胱炎となり尿の回数が少なくなってしまいます。
リウマチになる可能性も否定できません。
リウマチと言う言葉を聞いたことがあるでしょうが、
体のあちこちで激痛になったり、関節がゆがんでしまう
恐れがありますので、怖い病気になります。
しかも、慢性的なリウマチになってしまいますと、
完治するのが難しいと言われていますので、
とてもやっかいな病気です。
ホルモンのバランスが悪くなって進んできますと、
自律神経にも影響が出てきます。
そうしますと、
なんとなく常に体がだるいやイライラや
精神的に不安定な状態になってきます。
場合によっては、うつ病などの精神疾患に
なる可能性がありますので、
すぐに完治することが難しくなります。
もっとも恐ろしいのは、ガンです。
体内では、ガン細胞が毎日3000~5000個
作られていると言われています。
免疫機能が正常に働いていますと、
ガン細胞の増殖を抑えて、死滅してくれます。
しかし、免疫機能が悪くなりますと、
ガン細胞が増殖をしていき、
ガンになる確率が高くなります。
また、ガン細胞は高い体温の状態では、
活発に繁殖することが出来ません。
逆を言いますと、冷え性などで体温が低い状態ですと、
ガン細胞は活発に活動をすることになりますので、
ガンになる確率が高くなります。
ガンになったからと言って、
現在の医学は進歩していますので、
完治することも出来ますが、
発見が遅くなりますと、とても怖い病気です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
たかが、冷え性だと思っていましても、
冷え性の状態が長く続くほど、体が不調になります。
体が不調になってきますと、免疫機能が低下していき、
いろんな病気にかかりやすくなります。
そして、完治できないほどの重い病気になる
可能性もありますので、
冷え性を早めに改善したほうがよいでしょう。
早期発見と早期治療、そして日ごろの生活なども
見直してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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