
冬至の日になりますと、かぼちゃを食べたり、ゆず湯に入ったりするのはよく言われることだと思います。
しかし、冬至の日で調べていますと、一陽来復(いちようらいふく)や運盛りの言葉をよく見たりします。
冬至にかぼちゃやゆず湯以外に昔からの言われなどで何かあるようです。
少し気になりました、一陽来復や運盛りなどを考えていきます。
冬至に使われる言葉で一陽来復とは?
昔の人は、太陽の出ている時間が一番短い日の
翌日から太陽が生まれ変わると思われていました。
そして、翌日から太陽の出ている時間が
長くなってきますので、
冬至を境に運気が上がってくると
考えられていたようです。
昔から中国や日本では、
太陽の出ている時間が短い冬至の日を
「陰」が一番強い日とされていて、
翌日から太陽の出る時間が長くなってきますので、
太陽が再び「陽」にかえるという
意味で「一陽来復」という言葉が使われていました。
一陽来復には、太陽が陽にかえる意味もありますが、
「陽」と言う事で運気も上がると考えられていたようです。
確かに太陽の出る時間が短くなって暗くなるのが
早くなりますと、さびしく感じますし、
陰とは思わなくても、あまりよい気持ちになれないですね。
昔の人が考えられた事ですが、陰と例えるところが
インパクトがある感じになりますので、
よくないと思われる印象になります。
確かに、冬至の日だけでなく、
太陽が出ていない曇りや雨の日などは、
気持ち的にあまりよい気になれませんので、
やはり、太陽が出ていて天気の良い日の方が
動きやすくて、気持ちもスッキリする感じですね。
冬至で運盛りの意味は?
冬至に「ん」の付く物を食べますと、
「運」が呼びこめると言い伝えがあります。
また、神棚に「ん」の付く7種類の食べ物を
お供えしますと、神様が来られて、
食べる物に困らないという言い伝えもあります。
どちらが本来の言い伝えなのかは、
あまりわかっていませんが、
どちらも「ん」が付く食べ物になりますので、
食べたり、神棚にお供えする習慣が
残っていると言えます。
また、運盛りは「運」や「食べる物に困らない」
だけでなく「ん」の付く食べ物を食べることに
よって、栄養がついて寒さに対する抵抗力や
病気にならない元気な体になると言われています。
寒くなる冬至には、しっかりと食べることによって、
健康で元気な体作りになる感じですね。
現在では、食べる物が豊富にありますので、
運盛りをしなくても食べる物に
困らないかも知れませんが、
「運」を呼び込んだり、健康な体作りをするためには、
やはり、食べないことには体力もなくなりますね。
昔からの言い伝えになりますので、
冬至には「ん」の付く食べ物を食べて、
「運」や病気にならない
体づくりをしてみてはどうでしょうか。
冬至で運盛りの食べ物は?
南瓜(なんきん)かぼちゃとも言います。
蓮根(れんこん)
人参(にんじん)
銀杏(ぎんなん)
金柑(きんかん)
寒天(かんてん)
饂飩(うんどん)うどんになります。
また、上記の7種類を入れ替えて、
大根(だいこん)や隠元(いんげん)を
言う地方もあります。
どちらにしても、7種類になりますが、
寒天やうどんは、野菜類になりませんし、
昔からあったのでしょうか?
もしかしますと、
寒天とうどんは、後から付けられた食べ物で、
本来は、
南瓜(なんきん)
蓮根(れんこん)
人参(にんじん)
銀杏(ぎんなん)
金柑(きんかん)
大根(だいこん)
隠元(いんげん)
になるかも知れません。
しかし、野菜類だけでなく、
寒天やうどんも栄養価が高いと言えますので、
冬の寒い時期に食べますと、
健康的な体作りにはよいでしょう。
また、「ん」は、いろはの四十八文字の
最後になりますので、
厄や災い(わざわい)などの悪いことが
終わると考えられていたようです。
ちなみに、現在のあいうえおで始まる
五十音でも、最後は「ん」になりますので、
やはり、厄や災いなどの悪いことが終わると
考えてもよいと思います。
昔の人たちは、厄や災い、天災などを
恐れていましたので、神様や仏様の助けによって
豊作や運などが良くなると信じていたのですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
太陽の光が弱まる冬至の日は、
昔の人にとっては良くない日と
思われていたようです。
また、冬至の日にかぼちゃだけを
食べるのではなく、7種類の食べ物を食べて、
健康的で元気な体作りをしていければよいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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