
民法のテレビでしていたあるコーナーで、680円の品物を購入した場合に、1,000円を出すのか、1,180円を出すのかで話題になっていました。
出演者のほとんどは、1,180円を出す派でしたが、内容を見ますと180円を出すのが有り得ないとある国民の考えとして言っていました。
私も1,180円を出す派なのですが、1,000円を出す派の考えに疑問を感じました。
少し気になりました買い物でのお釣りについて考えていきます。
支払いが680円で出すお金が1,000円の考えは?
女性の考えでしたが、
男性が680円の買い物をした時にレジで、
1,180円を出した場合です。
1つ目の考えは、「細かくて気持ちが悪い。」です。
男性でなくても女性でも細かい人はいますし、
男性だから細かくて気持ち悪いと言われますと、
細かい事が何も出来なくなります。
また、女性が同様の事をした場合でも、
同じように気持ち悪いのでしょうか。
その辺りはあいまいですが、
気持ち悪いの表現に違和感があるように思えます。
2つ目の考えは、「ドン引きする。」です。
500円玉のお釣りが欲しいと思われて、
ドン引きするようですが、
320円となりますと、100円玉と10円玉を合わせますと、
計5枚になりますので、500円玉1枚の方が軽くなります。
ドン引きするも表現があまりよいと
言えない感じがします。
3つ目の考えは、「恥ずかしい。」です。
何が恥ずかしいのでしょうか。
先程のようにお釣りの枚数が少なくなり、
小銭が減った分だけ軽くなりますので、
お釣りをもらう側としても楽です。
各個人での見解になりますので、
恥ずかしいととらえる意味が
よくわかりませんが、恥ずかしくもないと思えます。
4つ目の考えは、「いやしい感じがする。」です。
いやしいを国語辞典で調べますと、
身分や社会的地位が低い。
品位に欠けている。
下品。まずしい。みすぼらしい。
などがあります。
買う物によっていやしい感じがするのでしたら
わかるのですが、お釣りをもらうのに、
320円と500円の違いだけで、
いやしい感じがするのはいまいちよくわかりません。
金額が違うだけで、釣銭をもらいますので、
国語辞典に書かれているような
いやしい感じがするのが不思議に思います。
ちなみに、830円や930円の品物を購入した場合に、
1,030円を出すのはあり得ると言っていました。
個人の感覚などで違うでしょうが、
30円や180円でも余分に出していますので、
あまり変わらないと思うのは私だけでしょうか。
支払いが680円で出すお金が1,180円の考えは?
民法のテレビで出演していた人たちは、
男性と女性がいて、ほとんどが中年でしたので、
180円を出す派でした。
私も中年になりますので、180円を出す派です。
単純に320円のお釣りをもらうと小銭で重たくなるので、
180円あれば、1、180円を出して、
500円の釣銭を受けて取ると回答していました。
しかし、レジで500円玉の釣銭がなくて、
100円玉が5枚の場合は?と言う意見がありました。
そうしますと、320円で小銭が計5枚。
500円でも100円玉が計5枚で同じになります。
枚数や重さは、ほとんど変わりませんので、
180円出す意味がなくなります。
中には、500円玉貯金をする為だと回答していましたので、
500円玉をためる為に1,180円を払うと考えられます。
ただ、どの出演者も
「細かくて気持ちが悪い、ドン引きする、
恥ずかしい、いやしい感じがする」などは
特に感じないと言ってました。
そうしますと、各個人の感覚になりますので、
あなたが気持ち悪いなど思っていましても、
180円を出している人にとっては、
普通の行為だと思われます。
若い人と中年ぐらいの人との感覚が少し違うのかも知れませんが、
若い人でも小銭を出す人もいますし、
中年の人でも小銭を出さない人もいますので、
各個人が育ってきた生活環境によるものだと考えられます。
お釣りが320円と500円で店側の思いは?
お店側と言いますか、
私が高校生の時にスーパーでレジの
アルバイトをしていた話です。
その当時は、消費税がなかった時代です。
そうなりますと、1円玉や5円玉は
あまり使われない時代でしたので、
ほとんどが10円単位になります。
お客さんが購入した商品をレジで打ってから、
金額を出して、680円だったとします。
その際に出されたお金が1,000円でしたら、
100円玉3枚と10円玉2枚を釣銭として渡しますが、
渡し間違いなどがよくありました。
しかし、1,180円でしたら、
500円玉1枚を渡すだけですので、
渡し間違いにすぐに気づきます。
その後、鉄道業で駅にあります切符を発売する
機械の締切業務をしていました。
切符を発売する機械でしたら、
1円や5円の使用がなく、
最低金額が10円単位になります。
スーパーなどでは、
お客さんが出したお金を次のお客さんに
釣銭として使っていましたので、
あまり銀行に両替に行く必要がなかったように思います。
実際には、両替に行っていたようですが、
銀行などに両替に行っても、
50枚で1くくりになっている棒状の
10円玉~500円玉になりますので、
対した金額や重さにもなりません。
しかし、駅で切符を発売する機械に入れる釣銭で、
10円玉~500円玉の場合は、
特に10円玉と100円玉は、
枚数が桁違いに多くなります。
1日に1回だけ締切業務と言って、
切符を発売する機械の売り上げを
計上する必要がありました。
その時に釣銭を用意しますが、
10円玉や100円玉ともに
500枚~1,000枚。
機械に入れる必要がありました。
しかも、ゴールデンウィークやお盆、
年末年始などで、銀行が休みの日に限って
小銭をあまり入れてくれず、
10円玉や100円玉がなくなってしまい、
再び、補充する必要がありました。
最近では、銀行で両替するにも
1回までは無料で以後は有料だったり、
初回から有料だったりと銀行によって
違いがあります。
しかも、枚数によって両替する金額(手数料)も
違ってきますので、両替が多くなるほど、
両替手数料が高くなります。
最近では、エプロンや個人のお店の服を着た
店員さんが銀行に両替に行っているのを
よく見かけるようになってきました。
それだけ、小銭を出してくれない
お客さんが増えたのかもしれないですね。
ただ、小銭を出してくれるお客さんでも、
出すのに時間がかかり、レジなどで、
他のお客さんを待たせる場合は、
あまり好ましくないようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
各個人の感覚によるものだと思いますが、
お店で買い物をした時に、
1,000円札1枚だけで支払うのと、
30円や180円でも小銭を出しますと、
お店側としても両替に行く
手間が少なくなりますので助かるのです。
しかも、銀行へ両替に行く手間や
両替手数料の心配もなくなりますので、
お店側は、一石二鳥になります。
あなたの感覚の違いになりますので、
肯定や否定などはしませんが、
お店側の都合なども考えてもらえますと
小銭を出した方がとても助かります。
最後までご覧いただきありがとうございました。