
各都道府県には、非正規雇用者に対して最低賃金が決めれられています。
最低賃金を聞いたことがあると思いますが、各都道府県で最低賃金に違いがあるのはなぜでしょうか。
都道府県の最低賃金は誰がどのように決めて、いくらぐらいの金額となっているのでしょう。
また、疑問点などもありますので、各都道府県の最低賃金について考えていきます。
都道府県の最低賃金は誰が決めるの?
中央最低賃金審査会から地方最低賃金審議会に
毎年、金額を引き上げるように
改定の目安が出されています。
地方最低賃金審議会では、
公共代表、使用者代表、労働者代表が
同じ人数の委員がいて、
議論をした後に、
各都道府県労働局長が決定します。
議論では、
中央最低賃金審議会からの目安と
その地域に合った基準から
最低賃金の金額が決められます。
基準とは、
働く人の生活費、賃金、
そして、働く人が健康的で文化的な
最低限度の生活が出来るように
配慮されています。
基準の部分で、
働いて、最低限度の生活が
出来るように配慮されていますが、
生活していくために最低限度となりますと、
住居費、食費、医療費、衣料費、
日用品類、交通費、光熱費などが
必要不可欠になりますので、
それらも勘案しているのでしょうか。
さらに、文化的が加わっていますので、
必要不可欠以上の金額が最低賃金に
含まれていると思いますが、
本当にそうなのでしょうか。
都道府県の最低賃金の金額は?
厚生労働省のホームページを
見ますと、平成30年度の
地域別最低賃金が掲示されています。
北海道から沖縄県まで、
47都道府県の全ての
最低賃金を見る事ができます。
最低賃金の金額が一番高い
都道府県は、
東京都で985円です。
続いて、神奈川県になり、
983円で2円の違いになります。
大阪府でも936円になりますので、
東京都や神奈川県とは、
約50円の差があります。
最低賃金の金額が低い
都道府県は、
佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、
宮崎県、沖縄県で、
762円になります。
次に最低賃金の金額が低くなりますと、
761円になりますので、
1円しか差がありません。
都道府県で、最低賃金の金額が
一番高いのと低いのでは、
200円以上の差になります。
最低賃金の平均額は、
874円になります。
最低賃金の平均額に近い
都道府県は、
兵庫県で、871円です。
ちなみに、最低賃金の平均額を
上回っている都府県は、
東京都、埼玉県、千葉県、
神奈川県、愛知県、京都府、大阪府の
7都府県しかありません。
残りの40道県は、
最低賃金の平均額を
下回っていることになります。
あなたが住んでいる道県の
最低賃金の金額は、
平均額を上回ってますか、
それとも下回ってますか。
都道府県の最低賃金の疑問点は?
あなたがアルバイトやパートの求人情報を
見ている時に何を目安にしていますか。
働く場所、時給、勤務時間、
労働条件や職種などさまざまありますが、
少しでも時給が良くて、
労働条件や職種などを見ませんか。
労働条件や職種には、
いろんな労働条件などがありますので、
働いてみないとわからない部分が
多くあります。
しかし、時給に関しては、
必ず書かれていますので、
目安に出来るでしょう。
先程、最低賃金額で
平均額を上回っている都府県を
言いましたが、
関東地方、東海、近畿の一部しか
上回っていません。
そうなりますと、
最低賃金額を上回っている
都府県に働きに出かけた方が
多く稼げると思うでしょう。
しかし、平均額を上回っている
都府県は、忙しいや
つらい仕事ばかりに感じて、
賃金の多い所をとるか、
少しでも楽に働けるが賃金が
安い所をとるか悩むでしょう。
単純計算ですが、
東京都で、1日に5時間で、
週に5日働きますと、
1ヶ月(22日)で、
108,350円になります。
例えばですが、
佐賀県で、1日に5時間で、
週に5日働きますと、
1ヶ月(22日)で、
83,820円になります。
同じ日数と時間、
1ヶ月間働いたとしても、
その差は、
約24,000円になります。
1ヶ月に約24,000円も
収入が増えますと、生活も楽になりますね。
貯金、光熱費、医療費などに
まわせますし、気持ち的な負担も
楽に感じるでしょう。
最低賃金の平均額に近い
兵庫県の例ですと、
1日に5時間で週に5日働きますと、
1ヶ月(22日)で、
95,810円になります。
平均額でも10万円に届かない
金額となります。
しかも、40道県は、
平均額以下になりますので、
もっと収入が少ないと考えられます。
単に1日5時間で週に5日働いて、
1ヶ月(22日)の計算ですが、
それが、8時間働きますと、
さらに差が大きくなります。
1日に働く時間が多くても少なくても、
元の時給が少ないので、
最低賃金が高い都府県との差は
変わりません。
また、関東地方で最低賃金額の
平均を上回っている都県の近くで、
群馬県、茨木県、栃木県と、
比べましても、
やはり東京都や埼玉県で働いた方が
収入が多くなると考えます。
それだけ、都心などに働きに行く人が
多くなりますので、郊外などは
人手不足になりかねません。
確かに、都心などは働く場所が
多くあり、人口も多いですが、
郊外や地方になりますと、
働き場所がありましても、
時給が少なくなりますと、
働く人も少なくなり過疎化が
進んでしまいます。
政府や国が郊外や地方の発展を
言うのでしたら、
郊外や地方の最低賃金額を
出来れば平均額ぐらいまで
引き上げてもよいと思います。
また、最低賃金額の平均額を
上回る道県をもっと
増やすべきだと考えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
正社員でしたら、最低賃金など
気にならないでしょうが、
アルバイトやパートをする人にとっては
気になる金額になるでしょう。
好きでアルバイトやパートを
している人もいれば、
正社員になれずに、仕方なく
アルバイトやパートをしている人も
いますので、国や政府がもう少し
考えてもらいたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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まともな考え方をして下さい。神奈川県の時給が高すぎて、仕事が出来る人と出来ない人の格差を時給で付けられなくなってしまい、仕事の出来る人がふてくされて仕事をしなくなりました。どこも一緒です、仕事の出来ない人の時給を出来る人に渡すそれが民主主義の日本です、時給を高くし過ぎて人も減らして悪いサービスになり悪循環に成りました。市場経済に時給を戻しましょう。
コメントありがとうございます。
仕事が出来る人とはどのような方なのでしょうか?
人は皆、生まれ持った性質や性格、考え方や生活環境によって全く違ってきます。
仕事が出来ない人が弱者になるのでしたら、仕事が出来る人が助けるのも一つの方法でしょう。
世の中は不公平だと思うでしょうが、お金では買えない物もあります。
人助けをして信用を得る事はお金では買えません。
また、人として助けを求めている人を知らぬ振りやふてくされて何もしない方が出来ない人でないでしょうか。