
障害者で、働くのを考えますと一般企業の障害者枠で就職を希望する感じになるでしょうか。
一般企業では障害者であっても健常者と同じように扱われる場合が多々あります。
もちろん、障害者扱いするのを嫌う人もいますので、とても難しい感じになります。
一般企業でなく就労継続支援A型事業所になりますと障害者の人などを雇う場所になります。
就労継続支援A型事業所とはどんな所になり、メリットやデメリットなどを考えていきます。
就労継続支援A型事業所はどんな所?
就労とついていますので、
働く場所になると何となく思うでしょう。
支援がついてきますので、
障害者などが働く場合において、
何らかの支援をしてもらえます。
A型事業所の他にB型事業所もありますので、
A型とB型の違いだと思ってください。
今回はB型作事業所でなく、
A型事業所になります。
基本的にA型事業所は、
雇ってもらう会社や企業と
障害者が雇用契約を結びます。
雇用契約と言われますと、
なんだか難しいと思うかもしれませんが、
働いてお金を稼ぐ約束事で、
週に何日、1日に何時間、
時給などの契約になります。
一般の企業でも最近は、
週休2日制をとっていますので、
就労継続支援A型事業所でも、
週休2日制をしている場所もあります。
しかし、
週休2日制と書かれていても、
土曜日や祝日が仕事になる
可能性がありますので、
思い込みだけで、土日祝日が休みと
思わないようにしてくださいね。
ほとんどの場合は、
ハローワークの職員や
事業所の見学時、面接時に
会社側から伝えられますので、
休みがどのようになっているのかを
聞いておいた方が良いでしょう。
また、1日に何時間働いて、
休憩時間なども聞いて
おくようにしましょう。
ほとんどが、時給制になりますので、
1時間働いていくらもらえるのかも
確認しておきましょう。
ただ、就労継続支援A型事業所は、
ほぼ、都道府県の最低賃金に
なっている場合が多いですので
金額面ではあまり期待できないです。
事業所になっていますので、
何かの作業をしていきますが、
事業所によって作業が全く違いますので、
ハローワークの求人票などをみて、
どのような作業をするのかを
必ず確認してくださいね。
ただ、求人票を見て、
あなた自身が出来そうにない
作業だったとしても、
1度、見学に行ってみる価値はあります。
求人票に書かれている内容だけでは
わからない部分がありますので、
見学に行って実際の作業を見てから
決めても良いと思います。
見学に行ったからと言って、
必ずその事業所に入社する
必要がありませんので、
気軽に見に行ってみてはどうでしょうか。
支援が付いていますので、
サービス管理者がいます。
就労継続支援A型事業所のメリットは?
一番大きいメリットとなりますと、
サービス管理者になると思います。
障害者でも、
身体、知的、精神などがありますので、
それら全般的に健康面や体調面などを
考えて作業出来るように
サービス管理者が配慮してくれます。
時には面談と言う形で、
相談にのってくれたり、
体調面などを気づかってもらえます。
身体障害者でしたら、
手や足、身体などの障害を
もっていますので、
同じ事業所でも
この作業は難しいと判断しますと、
障害の程度に合った
作業をさせてもらえます。
知的障害者でしたら、
事業所内の係員の誰かが1人ついて
一緒に作業をする場合もあります。
また、日によって
どんな作業をするのか
作業前に教えてくれますので、
作業に入りやすいです。
精神障害者でしたら、
精神的な体調面を
気づかってくれますので、
係員から声掛けや
体調面などの面談もあります。
事業所によって違いがありますが、
ベットなども完備していますので、
作業中に体調が悪くなりますと、
休むように言われたり、
あなたから言いますと休めるでしょう。
一般企業へ就職に向けて、
訓練の場所になりますので、
社会のルールや礼儀なども
教えてもらえる感じです。
社会人としての
ルールなどを教えてもらえる
施設と思ってください。
ほとんどの事業所が
都道府県の最低賃金です。
時給が決められていますので、
働いた分だけ給料として
お金を稼ぐことが出来ます。
ただし、事業所の決まりで、
何時~何時までの作業時間などが
ありますので、それ以上働けません。
もちろん、残業なども
ほとんどありませんので、
定時に作業が終わるでしょう。
病院などに通院している場合は、
事前に休む日などを言っておきますと、
係員から承認してもらえます。
体調面などのある程度の融通を
聞いてくれる事業所もあります。
就労継続支援A型事業所のデメリットは?
一般企業でも同じですが、
人間関係がとても難しい
感じになります。
障害者同士ですと、
体や体調の状態が
分かり合えるかも知れませんが、
事業所の所長やサービス管理者、
係員など、わからない場合があります。
また、作業者(障害者)同士でも
気に入らない人がいたりして、
もめる事が多い感じになります。
もめた場合は、
事業所のサービス管理者や係員などが
もめ事をなくすようにしますが、
一旦は、なくなりましても
再びもめる可能性もあります。
もめる人がいるのでしたら、
どちらも事業所を辞めさせて
良いと思うのですが、
事業所側として辞めさせられない
理由があります。
就労継続支援A型事業所は、
一般企業で働くために訓練する
場所ですので、
市町村から働く場所の提供を
している事業所の
利用サービスと認められています。
いわゆる作業者が居住している
市町村の税金から事業所へ
利用サービス料が支払われています。
金額は、市町村や作業者によって
違いがありますが、
1人に対して、月に約10万円の
税金が事業所に支払われています。
そうなりますと、
もめている作業者2人を
辞めさせますと、
事業所としては、
月に約20万円の収入がなくなります。
他の作業者を雇い入れるにも、
なかなか来てもらえないかも知れません。
もめた人同士が合わないように、
作業をさせている事業所もあります。
作業についても、
初めは簡単な作業でしたが、
慣れてきますと、
徐々に負担がある作業を
させる場合もあり、
事業所を辞めたくなる作業者もいます。
事業所としては、
辞められますと、利用サービス料の
収入がなくなりますので、
何とか辞めさせないように
してくる場合もあります。
また、1日休みますと、
利用サービス料が1日分、
減額されますので、
事業所としては、
収入が減って困ります。
収入が減らないようにと、
少々体調が悪くても
事業所に来させようと
している場合もあります。
他にも問題が多くありますので、
事業所選びも考える必要があるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
就労継続支援A型事業所は、
あくまでも、一般企業に
就職するための訓練施設と
考えた方が良いでしょう。
そして事業所内で、
人間関係や仕事に対して取り組む
気持ちや姿勢などを訓練する
場所と思ってくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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障害を持つ当事者です。この度作業所の入所をするため、A作業所に入所希望しておりますが、確かにこのy東名作業者は就労の橋渡し役とはなりますが、A作業所自体がつぶれていく事態も楽観視できないのです。そのようなこともデメリットです。「自分がしたいこと」「自分ができること」この二点を考えながらどの様な道に選べばいいか、数か所の事業所を見学しています。もう正直言ってどの選択肢が正解なのかそれさえも分かりません。
コメントありがとうございます。
私は、現在A型作業所にて作業をしています。
平成29年度(平成29年4月~平成30年3月)の法改正によりA型作業所での経営が大幅に見直しをされ、利用者が出勤し国からの補助金で利用者の給料にしてはならないと決定されました。
その結果、それまで補助金から作業者に対して給料として支払っていた作業所は、今後もなくなっていくでしょう。
A型作業所は、一般企業に就職するための手助けとして訓練をして後々に一般企業(障害者枠)で働くのが目的です。
しかし、平成29年度の法改正まで経営していましたA型事業所では、国からの補助金で利用者に給料を支払い、残った補助金で職員や管理費などをまかなっていたと思われます。
仕事がなく、出勤するだけで国からの補助金が出ますので、事業者は場所を提供するだけだったのが多かったようです。
政府が、元のA型作業所として基本に戻すために、平成29年度に法改正をして利用者に仕事を覚えさせて、後々には一般企業に就職させる目的に向けて実施した法改正になります。
要は、利用者が居まして出勤して仕事をさせないで、国からの補助金目的で経営しているA型作業所はつぶれていく可能性が高いでしょうね。
ただ、A型作業所に何カ所も見学にいきますと、どの作業所が良いのか?わからなくなるでしょう。
作業所に通所して出来るようであれば、そのまま続けて通所していく、出来ないようであれば辞めて他の作業所に行くのも1つの選択でしょう。
また、あなたがしたい事と一致していなくても、あなたが知らないだけで他の得意分野も見つかる可能性もありますので試してみるのも良いでしょう。
少しでもあなたの力になれましたら幸いです。
無理をせずにあなたらしい生き方を目指してくださいね。