春や秋の交通安全運動の歴史と期間や春と秋にある理由は?

春や秋の交通安全運動の時期になりますと警察の取り締まりも厳しくなり車の運転も慎重になりますね。

交通安全運動はいつから始まって運動期間は何日ぐらいになるのでしょうか。

また、夏や冬に交通安全運動はありませんが春や秋の年2回ある理由はなぜでしょう。

少し気になりました春や秋の交通安全運動について述べていきます。

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春や秋の交通安全運動の歴史は?


いきなりですが、
戦後の日本において、
警察の組織が変わっています。

昭和23年(1948年)からは、
国家地方警察と市町村自治体警察の
2つに分かれて警察組織がありました。

昭和29年(1954年)からは、
警察法の全てが改正されましたので、
警察組織も変わりました。

警察組織については、
国家や自治体警察でなく、
各都道府県警察になりました。

そして、
交通安全運動の歴史についてですが。

交通安全運動は、昭和23年(1948年)
11月15日に国家地方警察本部長官通達により
実施されたのが始まりと言われています。

警察組織が2つに分かれていた時代に
交通安全運動が作られていますので、
国家地方警察本部長官から
国家地方警察と市町村自治体警察に
交通安全運動を実施するように、
命令された感じです。

昭和29年(1954年)に
警察法が改正され警察組織が変わりましても
交通安全運動が今まで続いています。

少し難しい感じですが、
警察法が変わる前に
国家地方警察本部の長官が
命令した施策になります。

ちなみに現在あります
警察庁と警視庁は
よく似た言い方ですが違います。

警察庁では、
各都道府県にある警察の
指揮と監督する業務があります。

東京都だけが警察本部と言われずに
警視庁と言われています。

警視庁で一番の上司は、
警視総監になります。

他の道府県でしたら、
警察本部になり、
一番の上司は本部長になります。

また、
北海道でしたら北海道警察本部、
大阪府でしたら大阪府警察本部、
各県でしたら県名に警察本部がつきます。

そうしますと、
警視庁にいます警視総監よりも
各都道府県の警察を指揮して
監視する警察庁の方が偉くなります。

現在では、
警察庁長官が各都道府県の
警視庁や警察本部に
交通安全運動を実施するように
命令した感じです。

話しはだいぶそれましたが、
結果的には、
警察組織の一番偉い人が
各都道府県の警察に命じて
始められたのが
交通安全運動になります。

また、時代とともに
自動車等が普及してきましたので、
交通事故も多くなり、
政府が管轄する総理府に
交通対策本部が置かれて、
交通安全運動が行われています。

春や秋の交通安全運動の期間は?


基本的には、
春に行われる交通安全運動は、
4月6日~4月15日となっています。

ただし、4年に1度、
統一地方選挙が行われますので
その年だけは、
5月11日~5月20日になります。

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2019年は、
5月11日~20日になりますので、
4月に交通安全運動はありません。

秋に行われる交通安全運動は、
9月21日~9月30日になっています。

秋に関しては、
特に変更などないようです。

そうなってきますと、
春は4月6日~15日まで、
秋は9月21日~30日までが
交通安全運動期間中になります。

統一地方選挙がある場合は、
春の期間が1ヶ月ほど
変わってきますので注意が必要です。

期間中は、
警察の取締りなどが強化されますので、
車やバイク、自転車などを
運転する人は注意した方がよさそうです。

また、
交通安全運動の期間中だけでなく、
日ごろからも安全運転を
心がけてくださいね。

春や秋に交通安全運動がある理由は?


春や秋に交通安全運動があるのに、
夏や冬にないのが不自然に思いませんか。

もしかすると、
夏は暑くて冬は寒いので、
警察官が交通安全運動によって、
外に出て警戒するのを
嫌がっていると思っていませんか。

警察の味方ではありませんが、
そうではありません。

春でしたら、
小学校の入学式などがあり、
新1年生になった子供が
小学校に通いだします。

幼稚園や保育園の時は、
親が子供の送り迎えや
送迎バスなどがありました。

しかし、
小学校に通学する場合は、
集団登校があっても
集団下校はほとんどありません。

下校時に
新1年生が交通事故などに
遭遇しないためにも
交通安全運動をして、
子供の安全を目的としています。

では、
秋に交通安全運動がある理由は。

秋から冬に季節が
流れていきますと、
日を追うごとに暗くなるのが
早くなりますね。

日没が早くなりますと、
ドライバーとしても
周りの景色が見にくくなり
事故を起こす危険が
高くなります。

特に寒くなってきますと、
歩行者などは黒っぽい服装に
なってきますので、
ドライバーから見にくくなります。

事故を起こす危険性が
高くなりますので、
交通安全運動を実施して、
警察の警戒強化と更なる安全運転を
自覚してもらうのが目的になります。

日ごろでも、
日没時間が早くなりますと、
ドライバーは注意しますが、
更に交通安全運動により、
注意を呼び掛けています。

日没が早くなる秋に
車を運転する時は、
早めにヘッドライトを
つけた方が良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

春と秋に交通安全運動が
実施されるようになった
歴史と運動期間や時期に
ついて考えてきました。

さて、夏や冬に実施されない
理由と言いますと。

日本は、
南北に長い島国になりますので、
夏の暑さや冬の寒さなど、
北と南では気象条件が
大きく違ってきます。

例えばですが、
夏の暑さは南側の地域や
内陸地方では猛暑になりますが、
北側の北海道などでは、
猛暑はあまり聞きません。

冬の寒さでは、
南側の地域でしたら、
雪があまり降りませんが、
北海道や東北地方、日本海側では、
大雪になる可能性が高くなります。

全国一斉におこなわれる
交通安全運動ですので、
気象条件が違う夏や冬に
実施しますと警察の対応も
変わってきます。

そして毎年違うスローガンですが、
北と南では気象条件の違いにより、
全国一斉に使えない可能性も
ありますので、夏や冬に
交通安全運動が
実施されないと思われます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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