長野県松本市にある松本城の歴史や魅力と見どころやアクセス方法は?

長野県松本市に国宝として指定されている松本城があります。

造りは連結複合式天守となっていて、これは松本城だけに見られる特徴的な構造と言えます。

現存する五重六階の天守の中では、日本最古のお城になっています。
 
また、背景には北アルプスなどの山々がつらなり、とてもきれいな風情のある景色を見ることができます。

魅力あふれる松本城について考えていきます。

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長野県松本市にある松本城の歴史は?


戦国時代の永正年代(1504年~1520年)に
信濃守護家小笠原氏が林城を築城したのちに、
その支城の一つとして深志城(ふかしじょう)の
築城が始まりといわれています。

1550年(天文19年)に林城と深志城
が敵に奪われ、信濃守護家小笠原氏は追放されます。

その後、1582年(天正10年)
元信濃守護家小笠原氏は、他の戦国大名の手助けを受け、
深志城を奪還(だっかん)することに成功し、
その時に城名を「深志城」から「松本城」に改めました。

それまで深志や府中と呼ばれていたこの地は、
このころから「松本」と呼ばれるようになりました。
 
1593年(文禄2年)から約3年間の歳月をかけて、
天守と乾小天守(いぬいこてんしゅ)、
渡櫓(わたりやぐら)、本丸御殿、
二の丸御殿が建てられました。

また、この時代には豊臣秀吉が徳川家康に
関東を与えた頃になり、松本城は家康を
にらむ臨戦体制の役目をするお城でした。

江戸時代の1727年(享保12年)には
本丸御殿が焼失しましたが、再建はせずに
以後の藩政は二の丸で執務(しつむ)がとられました。

明治維新後、1871年(明治4年)
お城などの建造物取り壊しが進むなかで、
1872年(明治5年)に天守が競売にかけられ、
ある一個人が約235両で落札しました。

しかし、取り壊し費用が膨大なために
悩んでいましたところ、
ある人物と地元の有力者が松本城は
貴重な建物と主張し、松本博覧会を
開いたり寄付を募った後に、買いもどされて
松本城は取り壊しの危機から逃れました。

 
1897年(明治30年)代頃より天守の傾きが
目立ち始め、崩れ落ちる危険性が出てきました。

当時の松本中学(旧制)校長らにより、
天守保存会が設立され、全国に呼びかけて2万円の
寄付金を集め、1903年(明治36年)から
1904年(明治37年)日露戦争により
一時中断しましたが、1913年(大正2年)まで
「明治の大修理」が行われました。
それにより傾きは、ほとんどなくなりました。

1930年(昭和5年) 国の史跡に指定され、
1936年(昭和11年)4月20日には、
天守、乾小天守、渡櫓、
辰巳附櫓(たつみつけやぐら)、月見櫓の5棟が
国宝保存法により当時の国宝に指定されました。

太平洋戦争の空襲などによって各地の城郭が
失われたなかで、戦災や火災を
松本城は免れる(まぬがれる)ことができました。

戦後になり、法改正によって
1952年(昭和27年)3月29日には、
明治時代に指定された5棟が文化財保護法により
あらためて国宝に指定されています。

また昭和25年~30年にかけて国の費用で
「昭和の大修理」解体復元工事が行われました。
 
2011年(平成23年)6月30日に
長野県中部を震源とする地震により、
天守6階とその隣にある乾小天守4階の内側にある
壁に亀裂が25カ所入る被害を受け、
そして、現在に至っています。

松本城の魅力や見どころは?


松本城は、外から見ますと、5階建てですが、
中は6階建ての構造になっています。

5重6階の天守と乾小天守が渡櫓でつながっていて、
辰巳附櫓、月見櫓を加えた複合連結式天守で、
白漆喰(しろしっくい)と黒漆塗り(くろうるしぬり)の
下見板(したみいた)で覆われています。

この漆喰の白と漆塗りの黒の対比が独特な
調和を保っていてとても美しいお城になります。

 

太鼓門

樹齢約400年の檜(ひのき)、梁(はり)は
約140年の松が使用されていて江戸時代は
倉庫として使用されていたそうです。

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平成11年に土台石の形に合わせて
柱を削って太鼓門として復元されました。
門と石垣が美しく見ごたえがあります。

高さ約4m、周囲約7m、重さ約22.5tの
「玄蕃石」(げんばいし)という巨大石も必見です。

太鼓門の上にある太鼓は年に3回だけ、
特別公開(毎年4月、7月、10月)に
お披露目されています。

昔は、こちらの太鼓で敵の襲来を知らせるなど、
重要な役割を果たしていました。

黒門

本丸の入り口になり、入場券発券所になります。

昭和35年に復元されました。
「本丸御殿に通じる格調高い正式な門」という意味から、
当時の最高色調の黒から「黒門」と名付けられました。

国宝ということで入口には無料案内もあり、
説明を聞ければ楽しさも倍増します。

天守内は土足禁止です。
入口で下足袋(げそくぶくろ)が配布されていますので、
下足を入れた袋をお持ちになってお入りください。

また、狭くて急な階段は、想像以上に
急こう配ですので足元に注意が必要です。
(階段の数:約140段、階段の最大斜度:約61度)

また、頭上の低い箇所もありますので、
注意が必要になります。

階段というよりは、はしごを登っている感じになり、
手すりをつかまって登りますので、
なるべく持ち物は少ないほうがよいでしょう。

最上階の天守閣に行く途中階にはお城の構造説明や
色んな火縄銃などが展示されていて見所満載です。

天守最上階

展示物があまりありませんが、国宝指定書などがあり、
この最上階で真ん中の、真上を見てみますと、
松本城天守のご神体になります
二十六夜神(にじゅうろくやしん)が
祀(まつ)られています。

天守閣最上階の窓には金網が張られていますが、
景色は最高で松本市が一望できますし、
天気がよくて空気が澄んで(すんで)いる日には、
アルプスの山々を見る事ができます。

本丸のまわりを囲う本格的な内堀が
あるのも見どころの1つと言えますので、
周りの池、青い空に映える松本城などを見ながら、
のんびりと散歩するのもよいでしょう。

ちなみに、松本城の天守の高さは、約29.4mです。
ビルの高さにしますと、
約10階ぐらいの高さになります。

また、市民からは
別名「烏城」(からすじょう)とも呼ばれています。

松本城へのアクセス方法は?

鉄道利用

JR篠ノ井線、松本駅から徒歩約15分です。
松本駅の観光案内所でマップを
もらう事ができますので、
市内観光などにも役立ちます。

松本周遊バス「タウンスニーカー」北コースで
松本駅からバスに乗車して、
松本城・市役所前で下車になります。
     

車利用

市営開智駐車場(松本城の北側にあります。)
松本城まで徒歩約5分です。
駐車台数:約110台です。
営業時間:8:00~18:00です。
料金:1時間以内200円、
   以後30分毎100円です。

市営松本城大手門駐車場
(松本城の南側にあります。)
松本城まで徒歩約5分です。
駐車台数:約660台です。
営業時間:7:30~22:30までです。
料金:30分毎150円です。

国宝松本城天守(本丸庭園内)観覧料、
松本市博物館との共通券の料金は、
大人:610円 小、中学生:300円です。

休城日 
12月29日から1月3日です。

開城時間
通常 8:30~17:00
(最終入城は16:30まで)です。
ゴールデンウィーク期間と夏季期間
8:00~18:00
(最終入城は17:30まで)です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

国宝に指定されている松本城の歴史と
魅力や見どころをお伝えしました。

松本城は外観が白と黒の色彩が鮮やかに
写るとても美しいお城でありながら、
天守内は、戦闘的なお城というイメージを
随所(ずいしょ)に思わせる造りになっています。
 
また、四季によりいろんな姿を見せてくれる
お城でもありますので、
ぜひ、一度国宝の松本城を見に来てくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。 

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