山陰随一の名城になる松江城の歴史や魅力と開城時間やアクセス方法は?

日本で国宝のお城は、5城が指定されていますが、山陰地方には唯一で現存するお城として松江城があります。

山陰地方と言われますと、旅行するには空港がありますが、鉄道に関しては新幹線も通っていない在来線のみで、少し不便な場所のイメージをお持ちの人もおられると思います。

しかし、不便でも行ってよかったと思われる国宝の松江城があります。

名城と言われる松江城の歴史や魅力とアクセス方法などを考えていきます。

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山陰随一の名城になる松江城の歴史は?


時代は戦国時代の終わりにありました関ケ原の戦いで、東軍に参戦し、
徳川家康に功績を認められた父の堀尾吉晴(ほりお よりはる)と
嫡男(ちゃくなん)の忠氏(ただうじ)が、
遠江国浜松から隠岐・出雲両国24万石に加増され与えられました。

そして、尼子氏の居城であった月山富田城に入城しましたが、
古城であるのと地理的に見て山に囲まれた時代遅れの
山城であったために城下町を築くほどの広さが
ほとんどなく交通も不便な場所であったために
宍道湖(しんじこ)近くにある標高約28mの亀田山に
松江城の築城を計画しました。

しかし、松江藩初代藩主の堀尾忠氏は、
父の堀尾吉晴と松江城の築城を計画して
着工前に亡くなってしまいます。

そして父の堀尾吉晴が松江城を築城して、
松江藩として藩政を行った後に、
孫の堀尾忠晴(ただはる)に家督(かとく)を譲りました。

しかし、忠晴に子宝が恵まれず堀尾家は
3代で終わってしまいます。

後に京極氏(きょうごくし)が松江藩の藩政を
行っていきましたが、京極氏にも子宝に恵まれませんでした。

続いて松平氏が松江藩の藩政を
明治時代まで10代にわたって行いました。

1607年(慶長12年)
松江城の築城を始めましたが、築城中に石垣が
何度も崩れるなど、事故が多くあったために
人柱が埋められているとも伝えられていて苦難の末、
1611年(慶長16年)に松江城が完成しました。

明治時代に入り1873年(明治 6年)
大政奉還(たいせいほうかん)に伴う
廃城令で松江城は廃城に決まります。

1875年(明治 8年)
天守を除くその他の建造物は、
約5円で売却されて、
天守を残してすべて撤去されました。

天守においても例外ではなく、約180円で
売却されることになりましたが、出雲郡の豪濃や
元藩士がお金を用立てて、買い戻されることにより
保存される事が決まりました。

1892年(明治25年)
暴風雨によって天守崩壊の危機にあいます。
そして、1894年(明治27年)に
天守の大修理が行われ、崩壊の危機が回避されました。

1927年(昭和2年)まで所有していた
地元民が松江城を松江市に寄付したため、
後に公園として開放されました。
 
1934年(昭和9年)
日本の城郭建築史上貴重と判断され、城郭の
一部遺構(いちぶいこう)が重要文化財に指定されます。

翌年の1935年(昭和10年)
天守が当時の国宝保存法に基づき国宝に指定されました。

1950年(昭和25年)
約5年の歳月をかけて、天守の大規模な
保存修理(昭和の大修理)が行われ、
その費用は約5300万円になります。

また、同時期に文化財保護法によって、
天守閣を国宝から重要文化財に改称されました。

1960年(昭和35年)
本丸一ノ門と南多聞(みなみたもん)の
一部が復元されました。 
 
1994年(平成6年)
三の丸と二の丸を結ぶ廊下門(千鳥橋:ちどりばし)と
二の丸下段の北惣門橋(きたそうもんばし)が
復元されました。
 
2000年(平成12年)
二の丸南櫓と塀(約40m)が復元されました。
 
2001年(平成13年)
二の丸に中櫓・太鼓櫓と塀(約87m)が復元されました。
 
2006年(平成18年)
数ある日本のお城のなかで
「財団法人日本城郭協会」が松江城を
日本100名城(64番)に選定しました。

2015年(平成27年)
松江城が63年ぶりに国内では5件目になります
天守が国宝に指定されました。

実は、日本全国に多くある文化財ですが、
確かな証拠がなければ国宝はもちろん、
重要文化財などに指定されることはありません。

ましてや、国宝です。
松江城天守閣がいつできたのか、確実な証拠が
これまでになかった為、
国宝として指定されていませんでした。

しかし、平成27年に築城が決め手となる
2枚の祈祷札(きとうふだ)が見つかった事と
天守の特徴や、歴史的経緯が
明らかになりましたので国宝に指定されました。

この2枚の祈祷札からわかりました内容は、
1611年(慶長16年)正月に祈祷が
行われた事実がわかり天守は、
祈祷日以前に完成したことを明かすものでした。

そして、現在に至っています。

松江城の魅力や見どころは?


島根県松江市にある松江城は、
全国に天守が現存している12城の一つで、
山陰で唯一、天守の現存するお城になります。

また、天守は国宝にも指定されていて、
日本100名城と桜の名所100選にも選ばれていて、
年間を通して多くの観光客が訪れます。

関ケ原の合戦が終わって間もない頃にできたお城で、
複合式望楼型(ふくごうしきぼうろうがた)
4重5階の天守で、
内部に井戸がある唯一の現存天守です。

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また、大部分が黒く厚い雨覆板(あまおおいいた)が
使用されていますので、威厳(いげん)に
満ちたお城に感じられます。

ちなみに、滋賀県の膳所城(ぜぜじょう)と
長野県の高島城を合わせて
「日本三大湖城」と言われています。
 
姫路の白鷺城(しらさぎじょう)に対し、
松江城は別名として千鳥城(ちどりじょう)と
呼ばれています。

別名の由来は、天守閣正面中央上に、
入母屋破風(いりもやはふ)と言われる
桃山時代の建築様式を取り入れた三角屋根があり、
千鳥が羽をひろげた姿をしていることから
そう呼ばれるようになりました。

また、2階部分には東西南北に9か所、
袋狭間(ふくろはざま:
下から攻めてくる敵を鉄砲で倒すために
設けられた狭間で松江城独特の物)が
設けられています。

そして、最上階の天狗(てんぐ)の間からの
眺めは、四方に死角がなく眺望(ちょうぼう)は
格別によくて、宍道湖(しんじこ)を
眺めることができます。

階段は、防火防腐(ぼうかぼうふ)の為に
桐(きり)材が使用されていて、
敵が攻めてきた時など、いざという時に
階段をすぐに撤去できるよう、軽い素材の桐が
使用されているとも言われています。

また、寄木(よせぎ)柱「太い松材に板を
揃えて(そろえて)合せ鉄輪(かなわ)で
固定して強度が強くなった柱」が使用されいます。

そして、天守閣内には、創建当時の頃に
作られたと言い伝えられる松江城のヒナ型を
はじめ武具などが展示されています。

石垣に利用されている大量の石材は、
松江市の東方にあります嵩山(だけさん)の
山すそから切り出されています。

「大海崎石(おおみざきいし)」が主に使われていて、
各種家紋などを刻んだ石が見られます。

また、石垣はごぼう積みまたは、
野面(のづら)積みと呼ばれる工法で積まれていて、
構築以来、約400年が経っている今もなお寸分の
ゆるぎも見せないほど頑丈に作られています。

ちなみに、野面積みは一見ざつに見えますが、
自然石をほとんど加工していませんので
頑丈な積み方になるそうです。
 
木造の銅板張(どういたばり)の
鯱鉾(しゃちほこ)は松江城天守最上層の屋根に
飾られていて、現存する12の天守の中で
もっとも大きい鯱鉾になります。

現在、天守の上に取り付けられている鯱鉾は、
1950年代の解体修理の際に作りなおされたもので、
築城当時の鯱鉾は、地下に保管展示されています。

また、木造の鯱鉾としては
国内最大級になり高さは約2mにもなります。

松江城の天守を支えてきた135本の寄木柱の中に
1本だけハートの形をした木目がありますので、
ぜひ、探してみてくださいね。

縁結びなどとも言われたり、カップルや家族で
触れるとより絆(きずな)が深まると言われています。
(ハートの場所は「まとめ」の一番下に書いてあります。)

現在、お城は松江城山公園内にあり、
桜の名所として知れわたっています。

松江城の開城時間とアクセス方法は?


松江城は、島根県松江市殿町にあります。 

天守閣への登閣料
大人:560円 小、中学生:280円です。

開城時間 
天守閣への登閣は、
4月1日~9月30日は8:30~18:30
(受付は18:00まで)です。
10月1日~3月31日は8:30~17:00
(受付は16:30まで)です。

電車利用

 
JR山陰本線のJR松江駅から徒歩約30分です。
または、JR松江駅より松江レイクラインバス乗車で
松江城(大手前)バス停下車して徒歩約5分です。

車利用

駐車場
大手前駐車場
普通車:約66台駐車可能で、お城まで徒歩約5分です。
営業時間:24時間 
駐車料金
8:00~19:00の時間は、
1時間未満:300円、
1時間以上2時間未満:500円、
2時間以上3時間未満:600円、
3時間以上4時間未満:700円、
4時間以上:800円です。
以降30分毎に100円上がります。
(12月~2月のみ上限は1,000 円 になります。)

19:00~8:00の時間は、
30分未満:100円、30分以上:200円、
以降30分毎に100円上がります。
(上限は600円になります。)
     
島根県民会館有料駐車場
普通車:約95台駐車可能でお城まで徒歩約5分です。
営業時間:24時間
駐車料金:30分毎に100円です。
    
一畑立体駐車場
普通車:約260台駐車可能でお城まで徒歩約5分です。
営業時間:24時間
駐車料金
1時間未満で200円になり、
以降30分毎に100円上がります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

山陰の小京都とも呼ばれる松江市にあります
国宝に指定された松江城は、今も松江市の歴史と
文化のシンボルになりますし、ランドマークとして
親しまれています。

ぜひ、一度、観光や旅行で国宝となった
松江城を見に来てくださいね。

なお、2016年(平成28年)10月21日の
14時07分ごろに鳥取県中部で
マグニチュード6.6の地震がありました。

松江市においても震度4を観測しています。
松江市に観光や旅行の際には、特にご注意ください。 

最後までご覧いただきありがとうございました。

※ハートの柱の場所は、
1階の武具などを展示している場所の
階段から左手奥の方にあります。

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