
日本人にとっては、コーヒーは普段の生活でよく飲まれているものですし、喫茶店やコーヒー専門店などもあり、街中においてもコーヒーを飲む機会が多い飲み物になっています。
私が、子供の頃には苦くてあまり飲まなかったコーヒーですが、高校生ぐらいからコーヒーを飲むようになりました。普段、何気なく飲んでいるコーヒーについて述べていきます。
コーヒーを飲むと良い事。
食後や少し休憩したい時などに
コーヒーを飲むと、リラックスできますし、
気分転換にもなります。
そして、
どこでも手に入れやすい飲み物と言えます。
コーヒーには、
カフェインが含まれている事は、
ほとんどの方が知っておられるでしょうが、
このカフェインには、
眠気を防ぐ効果がありますので、
脳の働きをよくしてくれて、
仕事などの効率もよくなります。
そして、カフェインには、
脂肪の分解を手助けして活性化してくれますので、
血液中にたまった脂肪などを分解処理して、
脂肪酸として体外に放出する効果も期待できます。
コーヒーに含まれている
ポリフェールの一種でクロロゲン酸には、
ガンや動脈硬化が起きる活性酸素を
取り除く成分があると言われています。
また、食後にコーヒーを飲むと
胃酸の代謝をよくしてくれ
消化機能を助ける働きがあります。
コーヒー1杯のカロリーは、
ブラックコーヒーで約4キロカロリーと
低カロリーな飲み物になりますので、
カロリーが気になる方に
おいてもおすすめな飲み物になります。
しかし、ブラックコーヒーに
ついては低カロリーと言えるだけになります。
他にも、
コーヒーには精神機能や
知覚機能を刺激すると言われていて、
思考力や集中力が上がると言われています。
そして、中枢神経にも作用して
呼吸機能や運動機能などを
高める効果もあると言われています。
コーヒーを飲むと悪い事。
朝に眠気覚ましで、食べ物を摂らずに
ブラックコーヒーを1杯だけの方も
おられると思いますが、
眠気を覚ましてくれる代わりに、
クロロゲン酸によって
胃酸の代謝がよくなりますので、
お腹に何もない状態で、
胃酸が出てくることになり、
胃が荒れてしまいます。
クロロゲン酸には、
よい効果もありますが、
クロロゲン酸は鉄分と
結合しやすい性質をもっていますので、
鉄分の吸収が少し悪くなります。
鉄分が不足しますと
貧血などが起こりやすくなりますので、
貧血気味の方にとっては、
あまり好ましくない飲み物になります。
薬やサプリメントなどを
コーヒーと一緒に飲んでしまいますと、
カフェインが薬の成分と結合してしまい、
薬の成分が体内に吸収される事なく
排出されてしまいますので、
薬やサプリメントなどは、
水で飲むようにしてください。
ちなみに、緑茶や紅茶にも
コーヒー同様のカフェインが
含まれていますので、
薬やサプリメントと
一緒に飲む事は避けるようにしてください。
コーヒーに含まれているシュウ酸は、
カルシウムイオンと結びつきやすい性質を
もっていますので、
食事などで摂ったカルシウム分が
コーヒーを飲む事によって、
シュウ酸とくっついて体外に
排出されてしまいます。
食後すぐにコーヒーを飲むのを
控えた方がよいと言えます。
シュウ酸を多く含む食品は、
ココア、チョコレート、
ほうれん草、バナナなどに
含まれていますので注意してくださいね。
しかし、食後のコーヒーは
飲みたいものですよね。
そこで、ブラックコーヒーは避けて、
ミルクを入れたコーヒーでしたら、
ミルクに入っているカルシウムの成分と
コーヒーに入っているシュウ酸の成分が
結合してくれますので、
食事で摂ったカルシウムの栄養分が
失われるのを避ける事ができます。
コーヒーのカロリーと栄養素。
ブラックコーヒーのカロリーは、
1杯で約4キロカロリーですが、
小さじ1杯の砂糖を入れますと
約20キロカロリーになり、
ミルクを加えますと、
約30キロカロリーになりますので、
ダイエットをしている方は、
ブラックコーヒーをおすすめします。
市販の缶コーヒーのブラックは、
食品の表示方法で100mlあたりで
5キロカロリー以下でしたら、
カロリーゼロやノンカロリーと表記できますので、
カロリーが全くないとは言えません。
しかも、微糖の缶コーヒーでも、
100mlあたり約20キロカロリーありますし、
砂糖やミルクが普通に入っている
缶コーヒーになりますと、
100mlあたり約50キロカロリーになりますので、
カロリーが気になる方は特に注意してくださいね。
コーヒーには、炭水化物、タンパク質、
脂質、ビタミンB郡、ビタミンE、
ナトリウム、カリウム、マグネシウム、
マンガン、リン、銅、亜鉛など
他にもいろんな成分が含まれています。
ビタミンB郡に含まれる
ナイアシン(ビタミンB3)は、
コレステロール値を下げる作用や
血液中の老廃物が少なくなり、
血液もサラサラにしてくれます。
そのため、血管全体の血行が
良くなる効果がありますので、
動脈硬化や高脂血症の予防に効果があります。
同じくビタミンB郡に含まれるビオチンには、
三大栄養素と言われている
糖質、脂質、タンパク質の代謝を
よくしてくれますし、
エネルギーに変える働きがありますので、
疲労の回復などの効果があります。
そして、コーヒーに含まれている
脂質やタンパク質は、
ダイエットをさまたげるほどの
量が入っていませんので、
減量中でも飲む事ができます。
カリウムには、体内にある余分な塩分を
尿とともに体外に排出する働きが
ありますので、高血圧や動脈硬化の
予防などに効果があります。
コーヒー1杯(約150ml)には、
ポリフェノールが約300mg含まれていますので、
お茶に比べますと約2倍になります。
他にもいろんな栄養素がありますが、
コーヒー1杯に対しては、
それほど多く含まれていませんので、
1日に2杯~3杯ほど飲みますと、
それなりの量の栄養素が
摂れることになりますので、
体にもよい効果が期待できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
コーヒーは、現代の社会において、
一般的に飲まれていますので、
簡単に抗酸化物質を摂取できる飲み物と言えます。
しかし、飲みすぎますとカフェイン中毒や、
貧血、カルシウム不足になりますので、
適量を飲むように心がけてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。