
毎年、寒い冬を越えると梅の花があちらこちらで見られるようになってきます。
近畿においても、梅の花が見られる所はたくさんありますが、奈良県内で見られる場所をご紹介致します。
奈良県大和郡山市にある盆梅展。
毎年開催されている大和郡山盆梅展は、
郡山城跡の敷地内で
開催される全国でも珍しい盆梅展になります。
郡山城跡の追手門(おうてもん)、
追手向櫓(おうてむかいやぐら)、
多聞櫓(たもんやぐら)が
盆梅展の会場になります。
盆梅展における盆梅は、
郡山市内の愛好家が大事に育てた
大小さまざまな約120鉢の
梅を見る事ができます。
また、櫓の外にあるしだれ梅が咲きますと、
室内の盆梅とともに
梅のやわらかい香りが堪能できます。
天候や気温によって梅の開花時期が
少し違ってきますが、
およそ2月下旬~3月上旬が
見ごろになります。
開催期間
平成30年2月3日(土)~3月11日(日)
開催時間
9:30~16:30
(土、日、祝日は17:00まで)
入場料
大人450円
(小学生以下は無料)
前売券
2月2日(金)まで
大人400円。
近鉄郡山駅前にある
コンビニのファミリーマートなどで
販売しています。
アクセス
近鉄郡山駅から徒歩で約10分です。
JR郡山駅から徒歩で約20分です。
無料駐車場がありますが、
他のイベント開催時には
開設しない場合もあります。
奈良市東端に位置する月ヶ瀬梅林。
奈良市は、東西に長い市になり、
若草山を境に西側は、
住宅街や繁華街などにぎやかですが、
東側は山が続いていますので、
ほぼ開拓がされていません。
その奈良市の東端に
月ヶ瀬と言う地名があり、
もう少し東に行くと
三重県になりますので、
県境近くになり
山の中にある梅林になります。
大正11年(1922年)に
金沢の兼六園と奈良公園と月ヶ瀬梅林が、
日本で最初に「名勝」と指定されました。
昔は、名張川を添うように
梅の木が多く存在していましたが、
名張川に高山ダムが出来てから、
梅林が分断された形になりました。
しかし、移植や保護などに努めた結果。
月ヶ瀬湖の両岸に
多くの梅の木が育っていき、
約1万本の梅の花が咲く
関西随一の梅林とされています。
また、平成25年に
月ヶ瀬梅林公園の整備が完成し、
約400mの遊歩道や多目的トイレを
新設し、展望台も改修がされました。
山の中にある自然豊かな梅林に
なりますので、開催期間や開催時間などは
ありませんが、毎年
「月ヶ瀬梅渓 梅まつり」が
開催されています。
開催期間
平成30年2月18日(日)~3月31日(土)
開催場所
月ヶ瀬梅林
入園料
無料
アクセス
名阪国道五月橋インターから
北へ約7kmです。
有料駐車場
普通車で600円です。
山の中になりますので、
公共交通機関はないに等しいですが、
梅の観光シーズンにだけ、
JR奈良駅又は近鉄奈良駅から
臨時バスが運行しています。
奈良県南部の下市町にある広橋梅林。
下市町にある広橋峠の
北側斜面の一面に、
約5千本におよぶ梅の木が
植栽されています。
梅においても、
白梅、紅梅などいろんな種類の梅が
いろいろと咲き誇っていますので、
梅の花の香りがただよっています。
そして、金剛葛城(こんごうかつらぎ)の山々や
平野を見渡せますので、梅だけでなく
素晴らしい景色も堪能したいところです。
標高が高く空気も
ひんやりとしていますので、
梅の開花時期も少し遅めになります。
時期としては、
2月末~3月末になります。
例年の見ごろは、
3月中旬ぐらいになります。
しかし、
天候や気温によって変わってきます。
入園料
無料
開園時間
なし。自由に散策してくださいね。
アクセス
近鉄下市口駅から奈良交通バスで
「大杉広橋峠」下車ですぐです。
バスの便が少ないので
注意してくださいね。
無料駐車場はありますが
10台ほどが駐車可能になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介しませんでしたが、
奈良県南西部の五条市にある
賀名生梅林(あのうばいりん)と
月ヶ瀬梅林と広橋梅林は、
奈良県三大梅林として
知られていますので、
賀名生梅林も行ってみる
価値は十分にあると言えます。
梅の花は、
寒い冬を越して暖かくなる
春の少し前に咲く花になり、
花を見るだけでも、
もうすぐ春が訪れる雰囲気に
なりますので、
ぜひ、足を運んでいただいて
鑑賞にひたってくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。