祝日となる春分の日。趣旨の意味と特徴や天文学的な決め方について。

毎年、春分の日と言えば、祝日にあたりますよね。

春分の日とはどういった日で、どのような意味合いで祝日になったのでしょうか?

特徴なども含めてご紹介致します。

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祝日となる春分の日と趣旨は?

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春分についてですが、太陽が真東から昇って真西に沈むようになり、昼と夜の時間が同じになることを言います。

実際には、微妙に昼の方が長いと言われています。

昔の人達は、寒い冬から暖かい春を迎えて、その恩恵に感謝して祝福する日とされていたようです。

また、ご先祖様に感謝する気持ちを伝えるために、お墓参りに行く習慣やお祭などを行う日とされていました。

時代は流れて、1948年(昭和23年)に日本が定めた国民の祝日に関する法律で「春分の日」が祝日と制定されました。

祝日法によりますと「自然をたたえ、生物をいつくしむ。」ことを趣旨とされています。

祝日となる春分の日。趣旨の意味が難しい。

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自然をたたえ、生物をいつくしむ。と難しく書かれていますが。

それは、昔は農業が中心の生活だったために、暖かく照らしてくれる太陽を「おてんとさま(御天道様」とも言われていて、太陽に対して神様のような存在と思われていました。

そして、春分の時期から太陽が照らしてくれる暖かさによって、農作物などが育つようにと豊作を祈願していたと言われています。

そういったことが現在においても重要と考えられて、季節が変わっていき、暖かくなることをありがたく思うとともに生物(生き物)などを大切にするようにと解釈される感じですね。

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現在においては、あまり深く考えることでもないように思えますが、春分の日には、自然豊かな山や海などに出かけたり、ペットを飼っているのでしたら、普段よりも可愛がるのもいいと思いますね。

祝日となる春分の日の特徴と天文学的な決め方。

太陰暦と春、夏、秋、冬の季節を暦としてわかりやすく24に分けた日の一つで「春分」に当たる日を「春分の日」になっています。

また、この24に分けられたことを「二十四節気(にじゅうしせっき)」と言われています。

そして、春分の日については、はっきりと日が決まっていません。

だいたい、毎年、3月21日ぐらいですが、春分の日を決めるのは、前年の2月1日に国立天文台が作成する「歴象年表(れきしょうねんぴょう)」と言われる小冊子を元に閣議で決定されて官報で発表されています。

少しややこしいですが、地球が太陽の周りを1年かけて公転しています。その1年が365日となっているのに対して、日数で計算しますと、1年は、およそ365.24・・・日になっています。

そうしますと、365日よりも微妙に多い日数になっていますので、端数分が影響して、同じ日にならないのです。

しかし、4年に1度あるうるう年によって、端数が1日分に近い数字として加わりますので、4年ごとに修正が加わることになります。

天文学的な話になりますので、春分の日は、たまに日が変わると思っておいてもよいと思います。
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春分の日の3日前と3日後までの7日間を指して春のお彼岸とも言われています。

お彼岸と言いますと、やはり、ご先祖様に感謝を込める意味でもお墓参りに行く方も多くおられると思います。

それらは、昔から受け継がれてきたお墓参りの習慣が残っていると考えられます。

春分は「お彼岸のお中日(おひがんのおちゅうにち)」と言われていて、お彼岸自体が日本にしかない恒例の行事になります。

ことわざでも「暑さ寒さも彼岸まで」と言われているように、春分がお彼岸にあたりますので、春分の日からは寒さもやわらいで過ごしやすくなる季節と言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

春分の日ぐらいになりますと、暖かくなってきて、桜などもあちらこちらで見られるようになりますので、いろんな意味で自然を満喫するのもよいと言えるでしょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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