
野菜の中で、キャベツだけに関してでも約60種類もあります。
キャベツは年間を通して販売されている野菜ですが、春に販売されるキャベツは春キャベツや新キャベツなどと言われていますね。
今回は、春に販売される春キャベツについて述べていきます。
春キャベツの特徴と選び方は?
春に販売されるキャベツは、旬が3月~5月ぐらいになり、秋に種をまいて育てていき春に収穫されて市場に出されて販売されます。
特徴として、春キャベツは、葉が薄くてやわらかいですし、葉のまきがゆるくなっています。逆に年中を通して販売されているキャベツは葉も少しかためでまきもしっかりとしてギュッと詰まっている感じです。
そして、春キャベツは水分と甘味がありますので、新鮮さがあり、やわらかくて食べやすくサラダやそのまま千切りまたは、漬け物にして食べるなど生野菜感覚で食べるとよいでしょう。
逆に水分が多い春キャベツは、炒め物などの加熱する料理に向いていないと言えます。炒め物として使う場合でもサッと炒める程度にしておきましょうね。
選ぶポイントは、外の葉が濃い緑色をしていて、少し弾力がある物を選ぶとよいでしょう。弾力があるということは、キャベツの中のまきがゆるくなっている証拠になります。
芯の切り口も確認してください。切り口の小さいほうがまきがゆるくなっていますので、やわらかいキャベツです。
持った感じでも、軽めのほうを選ぶとよいでしょう。それは、中のまきがゆるくなっていますので、重量も軽くなっているからです。
春キャベツの栄養成分と効果は?
春キャベツだけでなく、年間を通して販売されているキャベツについても栄養成分はあまり変わりませんが、特に春キャベツは、ビタミンCとカロテンが多く含まれています。
ビタミンC:年間を通して販売されているキャベツよりも約1.3倍の量が含まれていて、外の葉の1枚だけでもレモン1個分にあたるビタミンCが含まれています。
太陽光線の一種で紫外線がありますが、肌に直接浴びますとメラニン色素が活発になりシミやシワなどの原因になります。
しかし、ビタミンCには、そのメラニンの生成を抑えてくれる働きがありますので、これから、夏に向かってほど、紫外線が強くなりますので春キャベツを食べておくことで予防につながります。
そして、メラニンの生成を抑えてくれるということは、美肌効果も期待ができる野菜になります。
また、体に有害とされている活性酸素から細胞を保護してくれる強い抗酸化作用がビタミンCにはありますので、動脈硬化やガンなどの予防にも期待ができます。
カロテン:年間を通して販売されているキャベツよりも約2倍のカロテンが含まれています。
カロテンも抗酸化作用が強い化合物になりますので、紫外線から肌を守ってくれる役目があります。
また、ウィルスなどが体に入ってくるのを防ぐ作用もありますので、ガン細胞が増えるのを防いでくれると言われていますし、免疫機能も向上させる働きがありますので、春キャベツを食べると体によいことがあります。
キャベツには、他にも、ビタミンKやビタミンU、カリウムも含まれていますので、体によい効果が期待できます。
春キャベツの保存方法と賞味期限は?
春キャベツは、葉がやわらかいですし薄いですので、年間を通して販売されているキャベツよりもしおれやすくて保存期間も短くなってしまいます。
ですので、春キャベツを1個、買ってきた場合でも早めに使い切るほうがよいのですが、そうもいかないですよね。
春キャベツの使い方としては、いきなり包丁で半分に切るのではなく、食べる分だけ外の葉をはがすようにとって使います。
半分に切らない理由は、キャベツの中に水分が多く含まれていますので、空気と接する面を多くしてしまいますと、水分が蒸発して乾燥状態になりしおれやすくなっていたんできます。
外の葉をはがして、残ったキャベツは、芯の部分をくり抜いて、その中に水分を含ませたキッチンペーパーなどでくり抜いた部分に入れておきます。(詰めておく感じです。)
そして、ビニール袋に入れるかラップなどでくるんで、出来るだけ空気を抜いて、芯の部分を下にして冷蔵庫の野菜室に保存してください。
また、購入してからすぐに料理に使わない場合でも、芯の部分はくり抜いて、やはり水分を含ませたキッチンペーパーなどでくり抜いた部分に入れておきます。(詰めておく感じです。)
そして、ビニール袋などに入れておき出来るだけ空気を抜いて、芯の部分を下にして冷蔵庫の野菜室で保存してください。
およそですが、鮮度は1週間ぐらい保つことができます。逆に言いますと、1週間ぐらいで食べきるようにしてくださいね。
カットされた春キャベツは、空気と接している面が多いですので、水分が蒸発しやすく鮮度が落ちますのでいたみやすくなります。
ですので、出来れば、購入して早めに食べるようにした方がよいでしょう。
どうしても、使い切れない場合には、水分を含ませたキッチンペーパーなどをキャベツ全体にくるんで、ビニール袋などに入れて、出来るだけ空気を抜いて冷蔵庫の野菜室で保存してください。
およそですが、鮮度は2~3日ぐらいしかもちませんので、気が付いたら傷んでいることもありますので、気を付けてくださね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
春の季節にだけ出回る春キャベツですが、やわらかくて、甘味もあって、しかもビタミンCやカロテンが豊富に含まれている野菜です。
これから、暑くなる夏になりますと太陽光線も強くなり、紫外線の量も多くなってきますので、今から春キャベツを食べて対策をしておくのもよい方法になりますね。
最後までご覧いただきありがとうございました