
今や現代病とも言われています糖尿病ですが、健康診断などで採血をしたときに血糖値が高くて糖尿病と診断されてビックリされる場合もあります。
まさか、私が糖尿病になっているとは?と思うでしょうが、日ごろの不摂生などが原因で糖尿病にかかる方もおられます。
他人事ではない糖尿病について、診断された場合にどのようにして生活をしていけばよいのかを述べていきます。
糖尿病2型と病院で診断された場合は?
病院や会社の健康診断などで採血をしたあとで、病院の先生や産業医から結果を聞くことになります。
その時に、検査報告書や診断結果表で、項目別に分かれていますが、糖尿病に関係するのは「血糖」や「HbA1c」の数字をみて糖尿病になっているか判断をします。
空腹時において「血糖」は、血液中にあるブドウ糖の指標を表す数字になり、基準値で70mg/dl~110mg/dl内にあれば問題はありません。
しかし、数値が110mg/dl以上あった場合には、糖尿病の疑いがあると判断されます。
普通、食べ物を食べた直後には、血糖が上昇して、約2時間経ちますと低下してきますので、食後すぐに採血をして、血糖が110mg/dl以上あった場合でも糖尿病と診断されることはほとんどありません。
もう1つの「HbA1c」については、食事の影響を受けにくい糖尿病の指標になります。
約2~3カ月間において、身体が血糖のコントロールをうまくしているかをみることができます。
ですので、基準値で4.6%~6.2%以内にあれば問題はありません。
しかし、6.2%以上あれば、糖尿病の疑いがあると判断されます。
このように、空腹時の「血糖」と「HbA1c」の両方の数値を確認して、糖尿病になっているかを先生や産業医が判断します。
糖尿病2型で食事による生活習慣の改善方法は?
糖尿病と診断された場合に、いきなり投薬による治療をおこなう病院もたまにあります。
しかし、食事の量や食べ方を変えるだけでも血糖値をうまくコントロールしていく治療方法があります。
食事の量については、腹八分目にするように心がけていくようにしましょう。
朝、昼、夜の3食の食事は、規則正しくバランスのとれた食事に切り替える必要があります。
うどんやラーメンなどの麺類だけの食事をしていますと、炭水化物だけを摂っていることになり、血糖値も急激に上昇してしまいます。
そうならないためにも、野菜やきのこ類を中心に食べることで、食物繊維が中心の食事になり糖質の吸収を遅らせる働きがありますので、血糖値の上昇もおだやかにできます。
自分の1日に摂れるカロリーを確認して必ず守りましょう。
カロリーをコントロールすることは、とても大事なことで、3食の内で1食でもカロリーオーバーになるとよくありませんので、出来るだけ3食とも同じようなカロリーの食事を摂ることがよいでしょう。
お菓子などもカロリーがありますので、出来ることならば控えたほうがよいですが、どうしても食べたい場合には、糖尿病用のお菓子を選んで食べすぎに注意してくださいね。
糖尿病2型で運動による生活習慣の改善方法は?
運動しますと、身体のエネルギーを使うことになり、ブドウ糖を消費してくれます。
つまりは、血液中に糖が多くある状態から運動をして、効率よく糖を消費させようとする治療方法です。
運動と言いましても、有酸素運動が効果的で、少し早めのウォーキングや軽めのジョギング、体操、サイクリングなどがよいと言われています。
食事を摂りますと、約30分~1時間後ぐらいに血糖値が一番高い数値になりますので、その時間ぐらいに有酸素運動をしますと血糖をコントロールできると言われています。
運動する時間の目安は、体内にある糖が消費されだすのが、運動を始めて約15分後からになりますので、最低でも15分以上の運動が必要になります。
運動がよいと言っても、限界までする必要はなく、1日で約30分程度行うようにしてください。
ジョギングで例えますと、5分ジョギングをして休憩、5分ジョギングして休憩するような運動方法では約30分おこなっても効果が期待できませんので、注意してください。
初めの間は、しんどいですが慣れてきますと続けて30分ぐらい運動が出来るようになってきますので、無理をしない程度におこなってくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
病院によっては、いきなり投薬による治療をおこなうところもありますが、食事を改善したり運動をすることで血糖値をうまくコントロールできれば投薬による治療をおこなう必要がありません。
続けていく事がとても大事になりますので、無理をしないように自分にあった食事や運動方法を実践して生活習慣の改善に取り組んでくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。