二十四節気の一つで清明の日はいつ?意味や沖縄地方では?

二十四節気の中で「清明(せいめい)」と言われる日があります。

京都や名古屋の方でしたら、清明神社を思い浮かびそうですね。また、大阪や京都、群馬の方でしたら、高校をイメージされたりしているのでしょうか?

神社や高校の名前でも使われている清明の文字ですが、二十四節気にも使われています。

今回は、二十四節気の一つにある清明について述べていきます。

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二十四節気の一つで清明の日はいつ?


1年を24に分けた日の一つで清明があります。

あまり聞きなれない言葉ですが、春分の日や夏至、冬至も二十四節気の一つになりますので、同じような感じになります。

清明の日については、およそ4月5日前後になります。

日として定まっていない理由として、春分の日から数えて15日目にあたります。

春分の日は、年によって1日ぐらい違ってきますので、そうしますと清明の日もずれてきます。

清明の日から約2週間ほどのあいだが「清明」と呼ばれる期間になり、次の節気にあたる「穀雨(こくう)」までになります。

日本においては、お祭や決まった行事などがありませんが、ゆういつ沖縄地方には「清明祭」がありにぎやかな行事が行われています。

二十四節気の一つで清明の意味は?


清明の意味についてですが、わかるようでイマイチわかりにくい感じがしますね。単純に訳しますと「清く明らかなこと」となる感じですね。

本来、清明と言う言葉自体が略された文字で、元は「清浄明潔(せいじょうめいけつ)」になります。

もっと難しくなった感じですので、文字を細かく訳していきますと。

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清浄は、きよらかでけがれがないこと。

明は、あかるいなど。

潔は、けがれがなくきよらか。

これらを組み合わせていきますと「きよらかでけがれもなくあかるくてけがれがなくきよらか」となりますが、何か・・・スッキリしない感じですね。

順番を変えて、重複している文字をなくして見ますと「あかるくてけがれもなくきよらかなこと」となり、「明るくてけがれもなく清らかな事」と読み取れますね。

少し文字を足してみますと「冬の寒い時期を越えて、春のおとずれとともに明るく暖かい季節になり、けがれなども一切ない時期になった。」という感じです。

また、江戸時代に作られた書籍で「歴便覧」と呼ばれるものがあり、そちらでは「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也」と書かれています。

こちらの方が難しい感じがしますね。参考程度にしておいたほうがよさそうですね。

二十四節気の一つで清明の日に沖縄地方では?


沖縄地方と言いますか、琉球地方になりますが、4月ぐらいから「清明祭」がおこなわれます。

沖縄地方の方言で「シーミーやウシーミ」と呼ばれています。

沖縄地方のお墓は、一族全員が同じお墓に入る伝統がありますので、1つのお墓でも大きく作られていて、ほどんど小さな家ぐらいの大きさのお墓になっています。

行事としては、先祖のお墓に親戚などが集まり、掃除とお墓参りをしてそのお墓にごちそうなどをお供えして、供養するとともに、お墓の前でごちそうを食べて、親戚同士で会話をしてお祭のように楽しむようです。

歴史的にみますと、沖縄地方は、琉球王国の時代ぐらいに中国からの文化が伝わってきて、今でも伝統行事として習慣が残っているといえます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

清明と聞いて、二十四節気の中の一つとあまりピンとこない方もおられます。

しかし、沖縄地方の方達にとっては大事なご先祖さまを供養する行事でもあります。

ちなみに、陰陽師で有名な安部晴明は、呼び方は同じでも文字で書きますと違ってきますので、間違わないようにしてくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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