冬に多い腰痛の種類で非特異的腰痛になる原因や予防と対策方法は?

腰痛は非常にツライですよね。腰は体の中心にあるので、歩いたり、座ったりまた立ったりするだけでも、痛いです。

特に冬になりますと、腰痛になるかたが急に増えてきます。

整形外科や接骨院などの病院に行って、検査を受けても、特に異常が見つからない場合があります。

体に異常がなくても、実際に、腰に痛みがありますので、何か原因があると思いませんか?

そして、原因がわからないまま、痛み止めなどを処方されて、いつの間にか腰痛がなくなっている場合があります。

気になる腰痛について述べていきます。

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冬に多い腰痛の種類で非特異的腰痛とは?


腰痛の種類では、大きく2つに分かれていて、
特異的腰痛と非特異的腰痛があります。

特異的腰痛は医師の診察や検査(レントゲンやMRIなど)で、
腰痛の原因が特定できるものを言います。

例えば、椎間板ヘルニア(ついかんばん)、圧迫骨折、
感染性脊椎炎(かんせんせいせきついえん)、消化器系疾患など
他にも多数あります。

腰痛になる原因がはっきりとわかるものを
特異的腰痛と言われています。

それに対して、非特異的腰痛は、検査をしても腰痛になる原因が
ハッキリとわからない状態で、特定できない腰痛になります。

別名を「腰痛症(ようつうしょう)」と言われていて、
約85%の人がそれにあたります。

腰痛の約85%は原因がわからない事になり、
なぜ、原因がわからないのかと言いますと。

医師が腰痛の患者に実施する検査は、ほとんど決まっていて、
問診と検査あとは、医師が直接に腰をさわる直診があります。

しかし、この3つの検査で特定できる腰痛は
全体の約15%程度になり、その他の要因で腰痛になる原因が
わからない場合には、非特定的腰痛と診断されます。

非特異的腰痛には、
椎間板症(ついかんばんしょう)、
椎間関節障害(ついかんかんせつしょうがい)、
仙腸関節炎(せんちょうかんせつえん)、
筋性腰痛症(きんせいようつうしょう)、
ぎっくり腰、
心因性腰痛症など、他にも考えられる要因はありますが、
どの病気なのかがわからない事になります。

原因がわからない残りの約85%の腰痛に対して、
しっかり検査しないのかと思いますが、
検査で発見できる約15%は重大な症状になる可能性が高くなり、
よく調べる必要があります。

しかし、残りの約85%は重大な症状になる可能性が低く、
しかも、約80%の人は3ヶ月ぐらいで自然に治ることがわかって
いますので、原因を特定する必要がないと考えられています。

特徴として、姿勢、動き方、季節的に痛みが、
出たり出なかったりする場合が多いです。

冬に多い非特異的腰痛になる原因は?


非特異的腰痛になる原因として、
日ごろの生活に大きく関わってきます。

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例として。

・悪い姿勢
背筋のS字カーブを悪くする姿勢や長時間、同じ姿勢を取り続ける。
また座ったままの状態や中腰の体勢や前かがみの姿勢などが
続きますと、筋肉の緊張が続いて、血液の循環が悪くなります。
そうしますと、筋肉内にたまった疲労が脳に伝えられ、
腰に痛みを感じると言われています。

・運動不足
日ごろからあまり運動をしていませんと、筋肉量が少なくなり、
筋力も弱くなってきます。
そうなりますと、骨盤と背骨が正常なS字カーブを保てなくなり、
腰痛になると言われています。

・肥満
お腹が前に突き出したような姿勢によって、骨盤の位置が悪くなり、
体の体重軸が前にいきますので、
背筋(はいきん)や大殿筋(だいでんきん)に負担がかかってしまい、
筋肉疲労から腰痛になると言われています。

・加齢
年齢とともに椎間板が老化したり、背骨の変形などで、
腰に負担がかかり、背骨の変形が起こりやすくなって、
腰痛になりやすいと言われています。

・ストレスや疲れ
ストレスや疲れから腰痛になる可能性もあります。
また、うつ病などの精神疾患(せいしんしっかん)になっている
方の約半数の人が何らかの腰痛があると言われています。

・内臓の病気
胃や肝臓、腎臓といった内臓や体内の器官の病気によって、
腰痛になる場合があると言われています。

他にも非特異的腰痛になる原因がありますので、
最低限、上記の加齢を除く4つは、注意したほうがよいでしょう。

冬に多い非特異的腰痛の予防と対策方法は?


同じ姿勢を長時間しないように心がけて、
たまに、体勢を変えたり、軽い運動などをしますと、
筋肉の緊張がなくなり、血行もよくなり、
疲労が少なくなって腰痛の予防に効果があります。

そして、歩くことは、運動不足の解消にもなりますし、
筋肉もきたえられ、肥満の防止にも役立ちますので、
一石二鳥の予防方法になります。

どうしても避けられない加齢による腰痛は、
食生活や生活習慣を正しくするだけで、
体の老化速度を遅らせることが可能と言われています。

ストレスも腰痛になる可能性がありますので、
あなたができる事で、ストレスを発散させる方法を
見つけることが、とても重要です。

例えば、趣味をしたり、
友人などで食事や話しをして楽しんでみたり、
一人の時間をゆっくり過ごしてみたり、
運動をして体を動かしてみたり、
行きつけの居酒屋や喫茶店に行ってゆっくり過ごしたり、
どんなことでもよいので、あなたがしたいと思う事は
ストレス発散になり、腰痛の予防になる可能性があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

非特異的腰痛は、誰もがなる可能性がありますので、
日ごろの生活を見直すことで、予防することができます。

一口に腰痛と言っても、その原因はさまざまですので、
なかには、放っておくと危険な腰痛もありますので、
症状によっては早めに病院に行ったほうがよいでしょう。

また、3カ月ぐらいたっても、腰痛が治らない場合には、
大きな病院に行って検査を受けたほうがよいでしょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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