鉄道関係の会社に入社すると覚えることが多くてしかも試験ばかりだった?

鉄道関係の仕事は、特殊な仕事と昔は言われていました。

私が鉄道関係の会社に入社したのは、約30年前になります。

その当時の状況と現在では、基本はほぼ同じでも国土交通省からの指示で会社の規則が変わることもありました。

これから述べることは、私が入社した時の経験になります。

よかったら読んでくださいね。

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鉄道関係の会社に入社したら?

基本と言いますか。
私が入社した時から変わっていないのが、
新しく入社した人は鉄道関係に
関わる規則を覚えることから始まります。

入社式が午前中に終わり、
その日の午後から勉強するために
鉄道会社が所有している教習所に行き、
いろんな資料が渡されます。

資料といっても、運転に関わる規則、
改札や窓口で取り扱うような営業関係の規則、
接客のマニュアルなどや
その会社が所有している路線図や日誌などがあります。

その教習所では、約2ヶ月間にわたって、
しっかりと規則関係や路線図の駅名を覚えたり、
教習中で教わった事を毎日、
日誌に書かされて提出していました。

規則関係は、本みたいな厚さがあり、
400ページぐらいありましたし、
それが運転の規則と営業の規則、
接客マニュアルなどの勉強を
朝の9時~18時までしていました。
(昼食休憩は1時間ありました。)

教習内容は、基本的な鉄道関係の規則などや
接客マニュアルを覚えて、路線図を見て駅名を覚えたり、
急行や特急の停車駅を覚えたりと覚えることばかりでした。

しかも、教習所を卒業する時には、
試験がありました。

教習所に入り2ヶ月ぐらい勉強してきたことなど、
全てが試験範囲で覚えるのが
必至だったのを覚えています。

無事に試験に合格しますと、
現場である駅などに配属されますが、
試験に合格できない場合は、追試があり、
それでも不合格の場合は、
その教習生だけが現場に配属されずに教習所に
残って再度、勉強させられます。

私は、追試があったものの何とか合格できましたので、
現場である駅に配属されました。

しかし、10名ぐらいは追試でも合格ができずに、
教習所に残って勉強しました。

鉄道関係の仕事は覚えることばかり?

教習を終えて、現場に配属されて駅に行きますと、
その駅がもっている管轄駅(かんかつえき)があり、
各駅に駅長がいるのではなく、
駅長が管轄する駅が8駅ぐらいありました。

そして、駅に配属されても勉強でした。
基本的な規則関係などは、教習所で習っていても
駅によって特徴がありますので、
それをまずは覚えさせられます。

例えばですが、どの駅は島状のホームか?対面のホームか?
また、ポイントがある駅や駅によって違いますが
何両編成まで止まることができる駅か?や
管轄する各駅の乗降客数は何万人ぐらいで、
付近にある寺社や仏閣の名前や〇〇銀行、
〇〇スーパーがあるなど細かく教えられます。

また、線路はつながっていますので、
自分が配属された駅長が管轄する駅と
隣に管轄される駅長がいる駅との境界線が
駅と駅の間にありますので、
境界まで何kmと何センチなどが教えられます。

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教えらえると言っても、マニュアルを渡されるだけで、
それを見て自己勉強になります。

そして、現場に配属されて、
次の日からは2週間ほど先輩について
駅の仕事を見習うようになります。

先輩からまたもや日誌が渡されて、
その日に習ったことを書かなくてはならかったですし、
先輩は仕事をしながら教えてくれますが、
この時間には何をするというのが決まっていて
その通りに仕事をしていかなくてはなりませんでした。

ですので、先輩は自分が任されている仕事を
しながら教えますので、結構、仕事の量も多いですが、
何時何分には何をすると
メモをしながらついていくのが必至でした。

鉄道関係の仕事は試験ばかり?

先輩について仕事を覚える期間は、
約2週間ぐらいでした。

慣れてきますと私は、書いたメモを見ながら
仕事をしていきますが、先輩は必ず私が今、
どんな仕事をしているかを見ています。

ですので、しなければならない時間に
違う仕事をしていましたら、
すぐに「今は何をする時間や!」と言われて怒られます。

逆に、時間通りに仕事ができていれば、
何も言わずに再確認をしていました。

また、他に何才も上のかたがいましたので、
私が間違ったことをしていて、
いつも見ている先輩が気づかなかった場合には、
何才も上のかたが私を見ている先輩と私を呼び出して、
2人一緒に怒られました。

その後に、私は先輩からも怒られる感じでした。
そんな日が2週間ほど続いていきました。

そして、今日で教えるのが最後の日に、
またもや試験がありました。

そうです。配属された時に渡されたマニュアルを
覚えているかを確認する試験でした。

ハッキリ言って、仕事を覚えるのも必至な上に、
管轄する駅の情報まで覚えきれませんでした。

そして、試験を受けた結果は不合格でした。
それで終わりではありません。1週間後に追試がありました。

同じ管轄駅に15人ぐらい配属されましたが、
ほとんどが不合格でしたし2人ぐらい、
仕事がつらくて会社を辞めました。

私は、何とか追試で合格できましたので、
一応、一人前となり先輩について仕事をするのではなく、
一人で決められた時間に決められた仕事をしていきました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

過去の話ですが、どの鉄道会社においても
お客さんの命を守る仕事ですので、
決められたことをしっかりと
していかなくてはならない仕事です。

また、機械化も進んでいき、自動改札だけでなく、
駅の放送も自動になってきていますので、
その分、少し便利になったとも言えますが
機械操作を覚えなくてはならなくなりました。

この続きは、機会があれば書いていきたいと
思っていますので、よろしくお願い致します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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