
夏場に海やプールに行って日焼けなどをよくしますね。
その日焼けの原因は、紫外線にあります。
紫外線は、よく聞くことがあると思いますが、いったいどのような光なのでしょうか?
その紫外線にも種類があり、季節によっても強さが違います。
紫外線の種類と夏や冬とどう違うのかを述べていきます。
太陽から出ている紫外線の種類とは?
小学生の時に理科の時間で習ったと思いますが、太陽から出ている光で、肉眼で見ることができる可視光線と見ることができない不可視光線に分類されます。
そして、不可視光線の中で、波長が長いほうが赤外線や電波などになり、逆に波長が短いほうは紫外線やX線、ガンマ線などがあります。
ですので、紫外線は肉眼で見ることができないですし、波長が短い光ということになります。
紫外線は、UVと言われていますし、波長は、100nm~400nmの幅になります。(単位はnm:ナノメートルで1/100万という単位で表します。)
その紫外線でも、紫外線A波と紫外線B波、紫外線C波の3種類に分かれています。
紫外線A波は、UVAと言われていて紫外線の中でも波長が長く地上に届いている光になります。
紫外線B波は、UVBと言われていて紫外線の中では波長が中ぐらいで地上に届いている光になります。
紫外線C波は、UVCと言われていて紫外線の中では波長が短く地上に届かない光になります。
基本的には、紫外線A波とB波が地上に届いている光になりますので、その光を浴びることによって日焼けなどがおこると言われています。
ちなみに、日焼けサロンなどで取扱っている機械は、紫外線A波を皮膚に浴びせることによって肌の色が濃くなるようにしています。
太陽から出ている紫外線で夏には?
それは、冬に比べますと約2倍の紫外線の量があると言われています。
地上に届く紫外線でも、紫外線A波が約95%あり、残りが紫外線B波になります。
そして、太陽が出ている時間にも影響があり、日照時間が長くなるほど紫外線を浴びる量が多くなります。
また、気温が上昇していくにしたがって紫外線の量も多くなっていきます。
そうしますと、夏に向かって季節が進むにつれて、紫外線の量が多くなっていきますので、5月~8月ぐらいに紫外線を浴びる量が多くなります。
また、天候によっても左右されます。快晴の日を紫外線の量が100%としますと、晴れで98~90%、うす曇りで約80%、曇りで約60%、雨で約30%になります。
そうしますと、曇りでも紫外線の量は半分にもなりませんので、夏場は特に注意が必要になります。
また、7月や8月に紫外線によって肌が黒くなったりするのは、半袖を着たり、海やプールで水着になりますと肌を露出している部分が多くなるために日焼けすることになります。
太陽から出ている紫外線で冬には?
夏に紫外線の量が多いのは説明しましたが、冬においても紫外線の量が少ないながらも浴びています。
夏に比べますと、紫外線の量が半分ぐらいになりますので、あまり気にしない感じですが、実際には、肌が露出している手や顔などに紫外線を浴びています。
時間的に考えますと、夏に30分、外で太陽の光をを浴びているのと冬に60分、外で太陽の光を浴びているのとでは、紫外線を浴びる量としては同じぐらいになります。
冬になりますとランニングなどをしている方は、60分ランニングをしていますと、紫外線を手や顔に浴びる量としては、夏の30分と同じぐらいの計算になります。
また、冬には乾燥によって肌が荒れたりします。
その肌荒れによって、肌を守っている保湿成分が少なくなり、夏よりも紫外線の影響を受けると言われています。
そうしますと、先ほどの時間的な考えで、紫外線を浴びる量が同じぐらいと言いましたが、肌が乾燥している状態で紫外線を浴びますと、夏よりも肌に与える影響が強くなっています。
あまり気にしていない冬の時期の紫外線ですが、思わぬ落とし穴がありますので注意してくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
紫外線は、夏だけでなく冬においても少ない量ですが肌に浴びています。
そして、雨の日でも紫外線は地上に届いていますので、肌を露出させている手や顔などは特に注意したほうがよいでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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